昨シーズンまでリバプールでプレーし、カラバオカップやFAカップで大爆発。シーズンを通じて、24試合10ゴールを挙げた。それでも、フロントファイブの壁は厚く、ディボク・オリギとともにベンチ入りを争い、シーズン後半戦はベンチ外で過ごす日々も多くなった。
試合に出ないことで、コンディション調整も難しく、日本代表にも影響が出ていた同フォワードは、今夏の移籍市場を前に移籍濃厚と言われ続けた。リーズ・ユナイテッドらプレミアリーグからの関心が届く中、日本代表のエースはASモナコに新天地を求めた。
各国代表フォワードとのポジション争いも待ち受けるが、新たなチームメイトとも馴染み、新生活も順調なスタートを見せている。モナコの選手として会見に臨んだ同選手は、古巣クラブやクロップ監督からの信頼には感謝しかないと、率直な気持ちを語っていた。
「ユルゲン・クロップとの時間は、忘れられない。」
「彼は僕を信頼してくれた。プレータイムは少なかったが、プレーしたときは100%を出し尽くした。クラブは僕を信頼してくれたし、僕はそれに応えた。」
「イングランドで進化できたことはとても良い思い出として残っているし、監督や選手たちに感謝している。」
ベンチ外でも決して腐ることなく、ひたむきに練習に励み続けたリバプール時代。本人も言っている通り、出番こそ少なかったものの、カップ戦では無双状態。プレミアリーグでも決定的な仕事ができることを証明してみせた。
サウサンプトンへのローン移籍を経て、力強く戻ってきた日本代表フォワードは明らかに動きが違った。ただ、モハメド・サラーやサディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノ、ディオゴ・ジョッタ、ルイス・ディアスら世界でも屈指のフォワード陣が在籍していたことはまさに不運。
フランスの地では心機一転を図り、レギュラーの座を射止め、RBザルツブルク時代のように多くのhゴールを奪い、多くのアシストを記録してくれることだろう…