セネガル代表FWサディオ・マネが抜けた穴を埋めるべく、リバプールに引き抜かれたウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス。昨季は41試合34ゴールと大暴れした大型なフォワードは、移籍金の高さからもマンチェスター・シティに移籍したノルウェー代表FWアーリング・ハーランドと比較され続けた。
コミュニティシールドやプレミアリーグ開幕節ではゴールを奪うなど上々の立ち上がりを見せたが、第2節で頭突きで一発退場。3試合の出場停止を食らう一方で、ハーランドは毎試合のように複数得点を記録し、一気に比較するような記事は見なくなった。
元々得意だった裏への抜け出しの質が高まり、周りとの連携も改善しつつあり、最近の試合ではゴールを脅かす動きを連発。マンチェスター・シティ戦やウェストハム戦では何度もゴールに迫り、ウェストハム相手には見事なヘディングゴールで決勝点をマーク。
23歳とまだ若く、プレミアリーグに慣れている途中だが、非凡な才能を見せ始めた元ベンフィカFW。リーズ・ユナイテッドやマンチェスター・ユナイテッド、さらにはイングランド代表でもレギュラーとして活躍したDFリオ・ファーディナンドはまだまだ遠く及ばないが、リバプールで成功し得る能力を持っていると、そのポテンシャルを認めている。
「もし彼(ユルゲン・クロップ)がサラー以外で得点する選手を望むなら、それはヌニェスだろう。」
「上品というのは私が使う言葉の一つではないと思う。彼は手強い存在だ。アグレッシブで、バトルを好み、ぶつかり合いを求め、それらを気にしない。背後に回り込んで、相手を不快にさせようとしている。」
「フィニッシュもそうだが、まだ動きが雑なところがある。最終的には、上品かつ狡猾なフィニッシャーになるかもしれない。しかし、今のところ、彼がそうであるとは思わない。」
「ただ、リバプールで成功するために必要な要素をすべて持っていると思うよ。」
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ディフェンスラインとの駆け引きから裏抜けでゴールに襲い掛かるシーンはまさに迫力満点。イングランドのスピードにも適応し始めており、時には守備にも戻り、力強いフィジカルでボールを奪い取る。
ルイス・ディアスやディオゴ・ジョッタの主力2人が戦線を離脱しており、来年まで復帰は難しい。プレー時間は確実に増えるはずで、ゴール前での脅威をさらに高めてもらい。さらには、カタールW杯でのプレーも選手として成長するには貴重な経験であり、2023年はその真価を発揮する期間になるかもしれない…