昨シーズンはベンフィカのエースとして、34ゴールを奪ってみせたウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス。昨年の夏にクラブ史上最高額でリバプールに加わると、同時期にマンチェスター・シティに移籍したノルウェー代表FWアーリング・ハーランドと比較されるほど、期待感を持って受け入れられた。
コミュニティシールドやプレミアリーグ開幕戦で得点を挙げるなど上々の立ち上がりを見せたが、国内リーグ第2節では一発レッドカードでアンフィールドデビュー戦で退場。その後もチャンスを活かせないシーンが目立ち、その決定力が疑問視されている。
イングランド代表FWカイル・ウォーカーにも負けないスピードやオフサイドラインを破る裏への抜け出しは一級品であることは誰の目にも明らか。フィニッシュにおいて苦悩している同ストライカーに対して、リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督はシュートの場面での “落ち着き” を求めているようだ。
「（クロップ監督は）ベンフィカで見たものを見たいのだと思う。」
「例えば、昨シーズンのチャンピオンズリーグでリバプールと対戦したとき、僕はとてもいいプレーをしたんだ。」
「今はまだ良いプレーが出来ているとは思っていないが、常に向上したいとは思っている。毎日、改善しようと努力している。」
「クロップ監督は、僕の長所がスピードやスペースへの飛び出しであることを分かっている。また、 “プレーしているときはもっと冷静になれ！” “もっと動け” とも言われている。監督は僕にそれらが必要で、僕はクオリティーの高い選手だとも伝えてくれるんだ。もちろん、ゴールを決めることもね。」
「彼には、フィニッシュのシーンでは、冷静にならなければいけないと言われている。」
「怒りに任せてシュートを打ったり、焦って打ったりすると、必ず悪い結果になる。少し時間を取って、落ち着いて打てば得点が生まれるとね。」
Sky Sports
シュート以外にも改善しなければならないポイントは多いが、まずは決定率を上げることが先決。ウルグアイ代表の未来を担うストライカーは、イングランドの地で世界的な点取屋の仲間入りを果たすことができるだろうか…？