セネガル代表FWサディオ・マネがリバプール退団希望をクラブ側に伝え、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンに去った。その穴を埋めるべく、昨シーズンにベンフィカで34ゴールを奪ったウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスを獲得した。
抜群のスピードや裏抜けなどゴールに迫る勢いは見事だが、センターフォワードとしては物足りなさが残る。前線で体を張ってボールを保持することができず、周りとのパス交換も拙い。チャンスを迎えてもゴールをなかなか決められない試合も多く、その決定率に疑問の目が向けられている。
ただし、昨年の夏に加わったばかりで、来シーズン以降の爆発に期待したいところ。同ストライカーも序盤戦の苦戦を認識しているようで、ポルトガルリーグとプレミアリーグとの違いに戸惑いを感じていると吐露した。
「とても大きな変化だね。」
「ここのリーグはより強く、より競争的。これほどまでに強いとは思っていなかった。ニコラス・オタメンディ(元マンチェスター・シティDFで、ベンフィカ時代のチームメイト)にもそう言われたけど、それでも予想外だった。」
「でも、やはり予想外だった。悪いチームはないし、みんな理由があってこのリーグにいる。ポルトガルよりもサッカーは難しいし、競争も激しい。時間はあまりもらえないね。」
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ピッチ上ではまだまだ適応しているとは言い難いが、イングランドでの生活には慣れ始めている。英語が話せないウルグアイ代表フォワードだが、チアゴ・アルカンタラやルイス・ディアスらスペイン語を母語とする選手が多く在籍しているリバプールでは、お互いに支え合うことができているようだ。
一方で、英語を理解できない状態だと、ユルゲン・クロップ監督やコーチ陣の指示、英国での生活においても不便さは否めない。いまは英語のレッスンを受けていると明かし、早ければ1年半後には言語を理解できるようになりたいと意気込みを語っている。
「最初の数ヶ月の適応期間を経て、物事は改善され始めたと思う。家にいるような感じだと、幸せな気分だよ。幸運なことに、ここにはスペイン語を話す人たちがいるので、練習が楽しみなんだ。」
「彼らは僕を本当によくサポートしてくれるし、今も僕を支えてくれている。それが僕らの目的なんだ。僕たちはチームで、お互いに助け合うことができれば、それは良いことだね。」
「まだ(英語だと)理解できないことが多いから、スペイン語を話すチームメイトがいつも通訳してくれるんだ。」
「でも、英語の授業を受けているから、最低でも1年半後には、すべてを理解できるようになっていたいね。」
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