ウェールズ代表FWハリー・ウィルソン、1年間のローン移籍が決定!移籍先はカーディフ・シティ…

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Wilson loan to Cardiff チーム

リバプールがチャンピオンズリーグに挑むメンバーから漏れたハリー・ウィルソン。シェルダン・シャキリの完全移籍も成立せず、右ウィンガー選手が過剰ぎみなところに、ウルブズからディオゴ・ジョッタが加入。さらに序列が下がってしまい、出場機会の大幅な減少が危惧され、ここ1週間チャンピオンシップへの移籍がたびたび報道されていた。

一時期、獲得レースの先頭を走っていたと言われたスウォンジー・シティからのオファーをリバプールが拒否。スタメンの座が保証されておらず、金銭面でも折り合いがつかなかった。プレミアリーグからも数多くの興味を引いた選手だけに、人気銘柄に変わりない。在籍経験のあるダービー・カウンティや古豪ノッティンガム・フォレストらが獲得を目指していた。

激しい競争の中、ウェールズ代表を手に入れたのが、カーディフ・シティ。ウェールズに本拠地を置くクラブであり、ウェールズ代表のハリー・ウィルソンにとっては地元に帰還する気持ちになっているのかもしれない。カーディフは獲得に熱心で、リバプールが求めた金銭的負担にも合意。移籍期限ギリギリでの交渉成立に至った。

カーディフ・シティ率いるニール・ハリス監督はハリー・ウィルソンの獲得を熱望し、彼の気持ちを動かすために一役買ったようだ。また、クラブオーナーのメーメット・ダルマンも監督の思いに共感し、クラブとして全力を尽した。契約期間は1年間で、100万ポンド(約1.4億円)の貸出料に加えて、選手の給与100%支払う。

昨シーズン5位でシーズンを終えたカーディフは、プレーオフで惜しくも敗退し、チャンピオンシップ残留が決定。今シーズンこそ、プレミアリーグ昇格を狙っており、ウェールズ代表が最後のピースになり得ると確信したのだろう。ちなみに、現時点では14位に沈んでおり、チームを好転させるためにも、ハリー・ウィルソンに求められるものは多い。

リバプールは今夏の移籍市場での放出を目指していたものの、要求額を提示するクラブが現れずに、移籍期限が終了してしまった。最終日には、バーンリーが本腰を入れて交渉し、1200万ポンド(約16.8億円)に、成績に応じた追加支払いとして300万ポンド(約4.2億円)をパッケージで提示。しかし、リバプールが首を縦には振らず、最後まで強固な姿勢を崩さなかった。

チャンピオンシップへ活躍の場を移すハリー・ウィルソン。23歳と選手として若手とは言えない時期であり、試合を求めるのは自然の摂理。ダービー・カウンティの躍進を支えた一昨年のように、チャンピオンシップで活躍してくれるはずだ。そして、来シーズンはカーディフとともに、もしくは別のクラブでプレミアリーグで戦っているだろう。

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