次なるターゲットはインテル・ミラノ所属ニコロ・バレッラ?マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルも興味を示す

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Nicolo Barella 移籍

カリアリ出身MFニコロ・バレッラは、地元クラブのカリアリからインテル・ミラノへと移籍。昨シーズンのローン移籍での在籍から完全移籍へと移行し、チェルシー監督経験もある指揮官アントニオ・コンテのもとで先発の座を確保。チャンピオンズリーグ含め10試合4アシストと、中盤の欠かせない選手として活躍している。

イタリア代表にも継続的に召集されており、23歳のニコロ・バレッラは将来を渇望されている。質の高いパスセンスを持ち、豊富な運動量でピッチを縦横無尽に駆け回る。主にセントラルMFでプレーし、ピッチを幅広くカバーする。昨季ユベントスを追い詰めたインテル・ミラノの原動力となったのは否定の余地はない。

今夏の移籍市場で、バイエルン・ミュンヘンからチアゴ・アルカンタラを獲得し、中盤に新たな武器を手に入れた。カーティス・ジョーンズやナビ・ケイタあたりも順調に成長しており、スタミナが求められるリバプール中盤は数多くの選手が、ジョーダン・ヘンダーソンやジョルジニオ・ワイナルドゥムとのスタメン組と競争を繰り広げている。

それでも懸念点がないわけではない。キャプテンのヘンダーソンは30歳を超え、鉄人ジェームズ・ミルナーも選手生命の終わりに近づいている。オランダ代表のワイナルドゥムも契約期間があと1年に迫っており、年齢も29歳とフル稼働が難しくなる年齢に近づきつつある。ただ、控え組の守備の強度には不安が残り、もう一段階の成長が求められる。

とはいえ、枚数自体は揃っており、補強の緊急度は決して高くない。センターバック獲得に移籍金をつぎ込むと考えると、中盤の選手にあまり大金は使えない。クラブにとって、スター選手のニコロ・バレッラが安価で移籍するとは思えない。さらに、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルも獲得を検討しており、獲得レースが過熱する可能性も否めない。

能力値は疑いの余地はない。しかし、このタイミングで中盤の選手を補強する計画はないはずであり、外からの補強よりもジョルジニオ・ワイナルドゥムとの契約延長が最優先になる。仮に契約延長が合意に至らずとも、スカウティングチームが新たな逸材をピックアップしていると考えられ、格安で獲得できる選手に落ち着くだろう。

無論、ニコロ・バレッラの加入はワクワクする。実現すれば、貴重な戦力として躍動すること間違いなしだが、移籍の実現性は限りなく低いと言わざるを得ない。

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