バルセロナ期待の若手アレハンドロ・バルデを巡り、リバプールとチェルシーが争奪戦を繰り広げる!

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Alejandro Balde 移籍

優秀な若手選手を続々と輩出することでおなじみのバルセロナの下部組織、通称カンテラ。近年だとリオネル・メッシやアンドレス・イニエスタ、セスク・ファブレガス、ジェラール・ピケ…挙げ始めるとキリがないほど。

今シーズンからスタメンに定着しているアンス・ファティが大ブレイクの予感を秘めており、リオネル・メッシの後釜と目される逸材もまたカンテラ出身。日本では久保建英がユース時代を過ごしたことで知名度も高い。最終的には古巣ではなく、ライバルクラブのレアル・マドリードへ加入するのだが…

多くの選手が強豪クラブからスカウティングされている中、リバプールとチェルシーがバルセロナU-19で左サイドバックを務めるアレハンドロ・バルデに強い関心を抱いているようだ。他にも興味を示すクラブが存在しているが、この2チームが獲得レースの先頭を走っている。

トップチームでの起用こそないものの、UEFAユースリーグで印象的なパフォーマンスを披露した。キレッキレのドリブルやテクニックに加えて、高い前への推進力を兼ね備える有望株。バルセロナらしい周りとの連携の視点も持っており、攻撃大好きレフトバックの典型とも言える選手だろう。

プレースタイルだけで言えば、2019年までリバプールに在籍したアルベルト・モレーノに通じるものがある。左足だけでボールを扱いながらも、巧みなてテクニックでボールを奪われない。狭いエリアでも前進でき、攻撃参加も迫力満点。守備面での粘りのなさが弱点ではあったが、攻撃時に相手の右サイドを恐怖に陥れていた。

それぞれアンディ・ロバートソンとベン・チルウェルの後釜として獲得を希望しており、プレミアリーグ独特の激しさに適応できれば、リーグでも有数のレフトバックになれるだけのポテンシャルを感じさせる。移籍金もさほどかからない見込みで、大型補強を敢行したチェルシーやクラブ収入だけやり繰りするリバプールにとって、魅力的な選手と判断されたようだ。

バルセロナも易々とヨーロッパにおけるライバルチームに逸材を渡すわけはないだろう。まして、長年レフトバックのポジションで貢献してきたジョルディ・アルバの後釜が見つかっていない段階で、31歳になったベテランに取って代わる選手の代表格にアレハンドロ・バルデを据えていても不思議ではない。

チェルシーとリバプール、そして所属しているバルセロナと三つ巴の獲得競争を制するのはどのクラブだろうか。長い目で注視しつつも、リバプールアカデミー所属の左SBヤセル・ラローチが退団を希望しているとされているからこそ、アクセルを踏んで獲得に漕ぎつけて欲しいところだ。

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