『ベストチームが負けた。』…リバプールとの頂上決戦に負けたトッテナム監督ジョゼ・モウリーニョは敗戦を認められず

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Mourinho cannot accept the loss against LFC試合

無敵要塞アンフィールドで開催されたプレミアリーグ第13節リバプール対トッテナム戦。モウリーニョ率いるトッテナムは、モウリーニョらしく、ゴール前に人数をかけ、失点をとにかく防ぐ戦術を採用。攻撃はハリー・ケインとソン・フンミン、ステーフェン・ベルフワインのみで、残りは守備に専念しており、リバプールはペナルティエリアに侵入できない時間帯も多かった。

それでも、売り出し中のカーティス・ジョーンズがパスワークから侵入。コントロールこそできなかったが、こぼれ球にモハメド・サラーが瞬時に反応しシュートを放つと、トビー・アルデルヴェイレルトに当たり、ボールはゴールに吸い込まれた。運を味方につけたリバプールが幸先良く先制点を奪取。

26分に生まれたサラーのゴールから、たった7分後にトッテナムは試合を振り出しに戻すことに成功。ジオヴァニ・ロ・チェルソのスルーパスに抜け出した好調ソン・フンミンがGKと1対1を制して、同点弾を簡単に奪って見せた。オフサイドにも見えたが、執拗な検証もせずにゴールを認め、リバプールはふたたびVAR判定に泣かされた。

その後はゲームを支配するリバプールとカウンター狙いのトッテナムの均衡状態が続く。どちらにも勝ち越し点を奪うチャンスは到来したものの、いずれも決めきれず、試合は終了するかに思われた。しかし、ここでアンフィールドの真のパワーが発揮される。

コーナーキックからアンディ・ロバートソンが蹴り込むと、相手のマークを完全に外したロベルト・フィルミーノが貴重な勝ち越し点を、ヘディングで鮮やかに奪う。90分の出来事で、その後効果的な反撃もできずに、そのまま試合終了。負傷者と不可解なジャッジに苦しむリバプールが、それでも首位の座を取り戻した。

試合後のインタビューに応じたトッテナム指揮官ジョゼ・モウリーニョは負けを認められず、恨み節を記者団にぶつけた。トッテナムFWベルフワインは2度の決定機を外しており、1つでも沈めていれば、試合展開が変わっていたのは事実であり、負けが信じられない部分もあるのは理解できなくもない。

「(試合終了直後)ユルゲン・クロップ監督に”ベストチームが負けた”と話したけど、彼は同意しなかった。それが彼の意見だ。タッチラインで彼みたいな振る舞いをすれば、私の場合はベンチを去らなければならない。なんらかの理由で、私は彼とは違うみたいだ。」

「勝利に近づいていたけど、我々は決定機を逃した。チャンスもあったし、ゲームをコントロールしていた。引き分けですら良い結果とは言えない中で、敗戦を喫したチームの落胆ぶりくらい理解できるだろう。」

「ほんとに良いパフォーマンスだった。ミスや改善点もいくつかあったけど、全くもって不公平な結果に終わってしまった。シーズン当初からすべての試合には勝つつもりで臨むとチームには伝えているし、相手のスタジアムで王者相手に勝てるベストチャンスを逃してしまった。」

「チームは素晴らしかった。今日のリバプールはヨーロッパ王者や世界No.1に上り詰めたチームとは思えない出来だった。レベルの違いをピッチ上では感じなかったよ。」

モウリーニョらしい皮肉めいた発言。ただ、負けは負けであり、ストライカー陣が点を取れなかったことが原因なだけに、捉え方によっては単なる言い訳にも聞こえる。そして、ベストのパフォーマンスでなくとも勝利を手に入れるのが真の王者であり、モウリーニョ自身も理解しているからこその皮肉だろう。

ベルフワイン以外にも、ハリー・ケインもコーナーキックから至近距離のヘディングを外しており、運にも恵まれていなかった。ここまで得点を量産しているソン&ケインのコンビを1点だけに留めたアリソンやファビーニョ、そしてプレミアリーグデビューのリース・ウィリアムズに称賛を送りたい。(言うまでもないが、他の選手も称賛に値する…)

この結果を受け、プレミアリーグでトップに返り咲いたリバプールだが、今後も過密日程との戦いは終わらない。負傷者や新型コロナ感染者、VAR判定と頭を悩ます試合にも出会すだろが、底力を発揮して、苦しみながらも2年連続でリーグ制覇の栄冠を手にしてくれる…と信じている。

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