2009年にポーツマスからリバプールに加わると、不動の右サイドバックとして攻守両面で活躍したDFグレン・ジョンソン。アンフィールドでは通算200試合に出場し、イングランド代表でも54試合で出番を得た。
『SBK Sportsbook』内で、RBライプツィヒから獲得したイブラヒマ・コナテのみ留まっている古巣の補強について語った元リバプールDFは、プレミアリーグを代表するモハメド・サラーやロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネをサポートできる存在として、ナポリに所属するイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェ獲得に動くことを勧めている。
「リバプールは足りないピースだけを補う形で補強を進めている。個人的には好きな方針だけど、ファンたちをワクワクさせるものではない。」
「移籍市場でただ単にビッグネームを獲得するわけではない。最近の補強戦略は確実にうまくいっているし、ファンたちが我慢させできれば、数年後には結果に繋がっている。」
「リーグ優勝を目指すためには、厳しい試合でフロントスリーを助けられるミッドフィルダーが必須で、現状はフロントスリーに頼りすぎていると思う。」
「昨季は見事な仕事を披露しているディオゴ・ジョッタを獲得したものの、過去数年間に渡り、同じフロントスリーで戦い続けている。」
「でも、正直に言えば、前線を助けるための戦力が必要だろう。」
「パフォーマンスだけでは選手を買わない。彼らは何人かに注視しているはずで、補強しなければいけないね。」
「これから2人〜3人の選手を獲得するのは避けられない。」
EURO2020では優勝を成し遂げた母国の主力として多くの試合に出場し、6試合2ゴールを記録。昨シーズンにはナポリで48試合19ゴール11アシストとフル稼働しており、まさにクラブを代表する選手だ。
左ウイングを主戦場に、正確なクロスやパスは魅力的。攻撃を作れるビジョンも兼ね備えており、中盤および前線で実力を発揮できる。ポジションで言えば、元リバプールMFフィリペ・コウチーニョに似ており、現在の布陣でフィットするかは少し懐疑的だ。
とはいえ、能力は実証済み。気になる点は、セリエAでしか経験がなく、小さな身体でプレミアリーグの強度に耐えられるか。年齢も30歳と、リバプールの補強戦略に照らし合わせると獲得に動くとは思えない。
個人的にはグレン・ジョンソンの意見には賛同しかねるが、面白いオプションであることは間違いない。移籍市場の締め切りが約2週間と迫っており、リバプールはここから補強に乗り出すのだろうか…?