クロップ監督は満員のアンフィールドとフル出場を果たしたハーヴェイ・エリオットに大満足!

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Jurgen Klopp was delighted with a packed Anfield and Harvey Elliott 試合

新型コロナの影響を受け、1年半近くに渡り静かなスタジアムでの戦いを余儀なくされたサッカー界。本来であれば要塞アンフィールドを持つリバプールだが、無観客下では要塞が無力化され、ホーム6連敗を喫するなど難しいシーズンを過ごした。

ふたたびプレミアリーグの頂点を目指すリバプールは、負傷者が続出したセンターバックに新戦力イブラヒマ・コナテを獲得し、長期離脱者の復活でリーグ屈指の守備陣が完成。今シーズン開幕戦ではクリーンシートを達成し、ホーム開幕戦となるバーンリー戦でも無失点と実力を証明している。

前線に目を向けると、第2節バーンリー戦を終えた時点でディオゴ・ジョッタ、モハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノがそれぞれゴールを奪っており、最強フロントフォーは今シーズンも健在だ。

この試合では若干18歳のハーヴェイ・エリオットが先発出場し、チーム2得点目となるゴールに絡んだ。ドリブルやパスで相手を脅かす存在であり続け、さらには攻守で高い運動量を発揮。試合後の会見において、ユルゲン・クロップ監督は満員のスタジアムと若手ミッドフィルダーへの興奮を隠しきれなかったようだ。

「みんながこのサッカー・フェスティバル、この試合を待ちわびていた。今日に限って言えば、みんなの夢が叶った。失望感を持ってスタジアムを後にした人はいないだろう。最高の雰囲気で、ほんとに、ほんとにスペシャルだったよ。」

「試合もほんとに特別だった。バーンリーはバーンリーで、常に問題を生じさせ、我々を苦しめた。」

「(多少の当たりであれば)試合を流すという新たなアイデアについて、昨シーズンを通して言及してきた。とにかく、試合に勝てたし、試合内容も良かった。2得点を奪い、もっとゴールを決められたかもしれない。」

「エリオットはこの素晴らしいパフォーマンスにおいて役割を果たした。全員がエリオットについて話したがるし、18歳の少年が落ち着いたプレーを披露しているわけだから、その感情は理解できる。でも、私は今回のプレーぶりには驚いていないよ。」

「プレシーズンが始まり、レンタル先から復帰してから6〜7週間練習を重ねてきたんだ。良いパフォーマンスだったね。」

初めてのフル出場にも動じず、遺憾無く能力を発揮したイングランドU-17代表FW。本職ではないミッドフィルダーでの起用にも見事に適応し、将来に向けて期待を膨らませてくれるパフォーマンスに、サポーターの胸は高まるばかり。

まだ18歳であり、過大な期待は禁物。チアゴ・アルカンタラやジョーダン・ヘンダーソンと見本になるスター選手が身近におり、試合だけではなく、日々の練習から多くを学べる。右ウイングでもモハメド・サラーという稀代の点取屋がおり、本来のポジションでも学ぶことは多い。

チアゴやヘンダーソンがコンディションを高め、次節にはファビーニョも戻ることが予想される。熾烈を極める中盤でどれほど出場時間を確保できるかは不透明だが、今回のプレーぶりは数多くの試合で出番を得るに値するものであった。

次節はチェルシーとの大一番。セレクションに含まれるのは至難の技。第4節以降のリーズ・ユナイテッド戦からが本番だろうか…

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