今年1月、プレストン・ノースエンドから加入したイングランド人DFベン・デイビス。負傷者に苦しむセンターバック陣を救う救世主にも思えたが、ナサニエル・フィリップスやリース・ウィリアムズ、また同時期にレンタルで加入したオザン・カバクが立ち塞がった。
公式戦への出場がまさかのゼロ。今夏の移籍市場では、RBライプツィヒから未来のフランス代表DFイブラヒマ・コナテを獲得し、オザン・カバクがチームを去ったにも関わらず、センターバックのポジション争いでの序列は変わらず。
フィルジル・ファンダイクを筆頭に、ジョエル・マティプ、ジョー・ゴメスらが復活し、5番手どころか、6番手の扱いを受けてしまう羽目に。カップ戦ですら出場が難しくなり、チャンピオンシップのシェフィールド・ユナイテッドへ1年間のローン移籍を決断した。
元プレストン・ノースエンドDFはリバプールでの現状に苦慮していた背景を述べつつも、出場時間を確保することが必要だったと、『Mirror』に対して移籍にまつわる胸中を吐露している。
「リバプールではセンターバックとして5番手もしくは6番手であることを、日に日に気付き始めていた。」
「シェフィールド・ユナイテッド加入によって試合時間が約束された。やっと精神的に解放された気分だよ。」
移籍後には、ハダースフィールドやルートン・タウンと2戦連続でスタメン&フル出場を果たしており、ファーストチームでの出場機会を得ている。5試合終わった時点では、リーグ戦23位に沈むクラブの順位を高めるパフォーマンスが期待される。
来シーズンは是非ともリバプールのファーストチームで有志を観たいが、はたして…