スティーブ・マクマナマンやマイケル・オーウェン、シャビ・アロンソ…リヴァプールで活躍し、レアル・マドリードへ飛び立った選手たちに続く選手が現れるかもしれない。以前から噂が出ているモハメド・サラーではなく、トレント・アレクサンダー=アーノルドというから驚きだ。
『Defensa Central』によれば、クラブの右サイドバックを務めるスペイン代表DFダニエル・カルバハルの後継者として、リヴァプールの生え抜きディフェンダーの獲得を目指している。他には、チェルシーDFリース・ジェームズにも熱視線を向けている。
2004年にわずか6歳で地元リヴァプールの下部組織に入団。順調にステップアップし、U-16やU-18ではキャプテンを任されるほど。2016年にトップチームデビューを飾ると、ジョー・ゴメスとのローテンション起用の時期を挟んで、右サイドバックのレギュラーとして定着。
アンディ・ロバートソンとのサイドバックコンビはリヴァプールの代名詞となり、2018/19シーズンにはプレミアリーグで12アシストを達成し、ギネス世界記録保持者となった。22歳の同選手はすでに主力としてチャンピオンズリーグとプレミアリーグを制覇しており、世界でも屈指のサイドバックの名を欲しいままにしている。
ここまで185試合10ゴール47アシストを記録しており、今後はキャプテンとして地元クラブを率いる夢を持つイングランド代表DFがチームを去る未来は想像できない。今夏には契約延長を締結しており、レアル・マドリードといえど移籍する考えはない。
子供時代のアイドルでもあるスティーブン・ジェラードに加えて、現在チームを率いるジョーダン・ヘンダーソンのリーダーシップを目の当たりにしているだけに、強烈な統率力で活きのいい若手プレーヤーたちを引っ張る役割を近く担うだろう。
よって、トレント・アレクサンダー=アーノルドがスペイン首都に活躍の場を移す可能性がほぼない。可能性が出てくるとなれば、コーチ陣との軋轢。ただし、現状ではその気配は微塵も感じられずに、ゴシップの域を出ない報道と言える…