アカデミー所属(経験のある)選手だけで選ぶリバプール・フューチャーイレブン

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Liverpool Future Eleven, selected exclusively from players who have played in the academyチーム

2024年でリバプールとの契約が切れるユルゲン・クロップ監督が、下部組織を充実させるためにも着々と動きを進めている。幼い頃からアカデミーで育った有望株に加えて、世界各国から将来を嘱望されている若き才能を集めている。

かつてはマイケル・オーウェンやスティーブン・ジェラード、ジェイミー・キャラガーら世界的なプレーヤーを輩出した歴史あるクラブは、最近もイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドがトップチームで躍動しており、すでに世界でも有数な右サイドバックへと成長している。

青田買いをして、とりあえずローン移籍を繰り返させるのではなく、それぞれに合わせた成長計画を遂行。他チーム任せの育成ではなく、アカデミーでもしっかりと教育を行い、プレミアリーグの強豪を背負えるプレーヤーになる未来を見据えている。

いまのタイミングであれば、将来を担う可能性が高い選手たちだけで『フューチャーイレブン』を組めるのではないか。独断と偏見で、近く化けるかもしれない逸材をピックアップ。数年後には半数以上がファーストチームを占めるのも夢ではない。

GK:マルセロ・ピタルガ

トップチームのGKアリソン・ベッカーとも関係が深く、その兄も所属するフルミネンセU-20からリバプールU-23に移籍。FIFA U-17ワールドカップにも招集されるほどの逸材は、まだ線の細さは否めないが、足下の技術に優れる現代的なゴールキーパー。

手が伸びるかの如くセーブを見せれば、コーナーキックやフリーキックも長い手足で軽々と弾き飛ばす。ファーストチームも度々練習しており、同国代表GKアリソンから薫陶を受ける。母語でコミュニケーションが取れる世界的なゴールキーパーの存在は貴重で、急成長を続けている。

RSB:トレント・アレクサンダー=アーノルド

言わずと知れた次世代キャプテン候補。23歳にして、プレミアリーグやチャンピオンズリーグを主力として制覇しており、右サイドバックながら驚異的なペースでアシストを供給。イングランド代表では目立った活躍ができていないが、世界的なサイドバックの称号を手に入れている。

生粋のスカウサー(地元出身)で、幼い時からリバプールのアカデミーで力を磨いてきた。実力は申し分ないが、今後はリーダーシップを発揮しなければいけない。末っ子から脱却し、ジョーダン・ヘンダーソンのようにチームを、そして若手選手を引っ張るべき存在だ。

CB:リース・ウィリアムズ

昨シーズンは緊急事態に見舞われたセンターバック陣を支えた一人。恵まれた身長に加えて、長い手足で相手ボールを絡めとる。ナサニエル・フィリップスとのコンビは、昨シーズンを代表するセンターバックコンビ。

足が遅いため、ポジショニングや試合を読む能力を向上しなければいけない。新たなレベルへ進化するためにも、スウォンジー・シティへのレンタル移籍を決断。人種差別の対象にされるなど波乱のスタートを迎えているが、乗り越えて、一回り大きく成長して戻ってきてくれるはずだ。

CB:ビリー・クメティオ

昨シーズンのプレシーズンで、トップチームのコーチ陣を驚かせたフランスの若きセンターバック。スピードこそないが、肉体的に恵まれており、ボール扱いも問題なく、現代的なディフェンダーと言える。たまに集中力が切れるのか、ポカを犯すこともあるが、ポテンシャルは非凡だ。

左足が利き足で、センターバックの左側を自然にプレー可能。今シーズンはプレミアリーグ2やUEFAユースリーグで出番を得ており、11試合中1試合以外すべてで先発している。まだ18歳と時間は残されており、空中線でも強い大型なフランスU-18代表DFがディフェンスを固める。

LSB:コナー・ブラッドリー

2021年5月に北アイルランド代表デビューを果たした逸材は、リバプールでもカラバオ・カップ第3回戦ノリッジ・シティとの試合でトップチームデビュー。いまいちブレイクしないDFネコ・ウィリアムズに強力なライバルが現れた。

試合終了まで走り切れる体力を持ち、ポジショニングや戦術理解度にも優れる。元々ウインガーらしくサイドでの攻撃では力を発揮する。ノリッジ・シティ戦では不用意なファールでPK献上したが、実戦での経験値を積んでいけば、プレミアリーグを代表するサイドバックに成長する余地を残している。

DMF:タイラー・モートン

アグレッシブなプレーで、自陣から相手のペナルティエリアまで進入する“ボックス・トゥ・ボックス”タイプのミッドフィルダー。エネルギッシュに激しいプレーも厭わないイングランド出身らしい選手で、カラバオ・カップ3回戦では、途中から投入されてトップチームデビューを飾ると、中盤に安定をもたらした。

守備的ミッドフィルダーとしても価値を示した同選手だが、ジョーダン・ヘンダーソンのように必要とあらばアンカーの役割を担える万能型。覚醒が待ち焦がれる中、クラブのレジェンドでもあるスティーブン・ジェラードに近づけるだけの素養を持っている。

MF:ハーヴェイ・エリオット

昨シーズンはブラックバーンで大活躍。満を持してリバプール復帰を果たした若き至宝はプレシーズンから好調を継続。中盤へのコンバートも何のその、プレミアリーグ第2節からはレギュラーに定着。リーズ・ユナイテッド戦での負傷で離脱を余儀なくされたが、評価は高まるばかり。

本職は右ウイングで、ミッドフィルダーにも幅を広げており、17歳ながらに経験値は豊富。適応力もずば抜けており、パスセンスやドリブルも高水準に位置している。さらには若さを感じさせない冷静さは絶大な精神力を垣間見せており、数年後にはチームの中心になり得るだけの逸材と言える。

MF:ジェームズ・バラギジ

かつてマンチェスター・シティで活躍したコートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレにも似たプレースタイルを持つ大柄なミッドフィルダー。同年代でもフィジカルは抜きん出ており、肉弾戦では容易に負けない。

体格に似合わず、足下の技術にも長け、繊細なボールタッチとパスワークで相手ディフェンスを翻弄する。いまだトップチームでの出番を得られていないが、近い将来にセンセーションを起こせるだけのポテンシャルを兼ね備える未完の大器。

RWG:カイデ・ゴードン

いまのリバプールで最も注目される若手選手と言って過言ではないだろう。プレシーズンから好プレーを連発し、ユルゲン・クロップ監督に好印象を与えた。カラバオ・カップ第3回戦でトップチームデビューを飾ったウインガーの未来は前途洋洋。

スピードに乗ったドリブル突破が最大の魅力で、カットインしてからのシュートも期待をもたせる。得点力を求められる中、惜しい場面も多く、試合に出続ければゴールを奪うのは必然。稀代のスコアラー、モハメド・サラーを継ぐ正式な後任候補の筆頭だ。

LWG:マテウス・ムジアロウスキー

昨年の夏にポーランドからリバプールに活躍の場を求めた若きフォワードは、U-18カテゴリーで自慢のドリブル能力と抜群の得点感覚でゴールを積み重ねた。今季はU-23にステップアップし、リーグ戦5試合2ゴールと結果を残している。

単独での突破にこだわりすぎる嫌いがあり、改善の余地あり。しかし、リオネル・メッシとも比較されるポーランドの次世代を担う逸材は、ディフェンスが止めたくても止められない類稀なドリブラーへ進化する可能性が大いにある。引かれた相手に苦しむことも多いリバプールだけに、狭いスペースで崩せるポーランド人FWは打開策になるかもしれない。

CF:オークリー・キャノニア

チャンピオンズリーグで時の人となったボールボーイは、U-18カテゴリーでゴールスコアラーへ成長。リーグ戦5試合8得点と驚異の得点能力を開花させ、一気に注目の的となっている。リーズ生まれのストライカーだが、今度は自らの手でCLの頂点に導く可能性を秘めている。

重心の低さ、繊細なボールタッチ、抜群の得点感覚を有する若きフォワードが、かつてアンフィールドを狂喜乱舞させたブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョとも比較されるほどの才能は、ロビー・ファウラーやマイケル・オーウェン以来となるアカデミー出身の点取屋として活躍する日も近い。

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