ボルシア・ドルトムントは、イングランド代表MFジュード・ベリンガムの移籍金として“約141億円”を要求

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Premier League clubs target England midfielder Jude Bellingham... Borussia Dortmund want around 14.1 billion yen for the transfer 移籍

バーミンガム・シティで最年少出場記録&最年少得点記録を更新したジュード・ベリンガムは、同クラブで44試合に出場すると、一気にヨーロッパ中で期待の若手の仲間入りを果たした。熾烈な争奪戦の末、2020年の夏にはボルシア・ドルトムントに移籍。

ブンデスリーガで急成長を遂げており、加入1年目からスタメンとして稼働。ダイナミックなプレースタイルで中盤を縦横無尽に動き回り、すでに61試合7ゴール11アシストをマーク。2020年11月にはイングランド代表デビューを飾っており、EURO2020でも出場機会を得た。

ドイツの地で2シーズン目を過ごすイングランド代表MFには、来夏の移籍市場でプレミアリーグ上陸の噂が付き纏っている。リバプールやチェルシー、マンチェスター・ユナイテッドなど上位クラブがこぞって関心を示しており、ふたたび争奪戦が繰り広げられると予想されている。

いまだ18歳と長いサッカー人生を残す若き逸材は、今シーズンすべての試合に先発出場しており、チームからの信頼が窺い知れる。ドルトムントはクラブの中核を担うジュード・ベリンガムを安く手放すつもりは毛頭なく、獲得を目指すクラブは1億100万ポンド(約141億円)にも上る移籍金を用意しなければならないと、『Bild』が報じている。

イングランド代表でも、クラブでもベリンガムの先輩でもあるFWジェイドン・サンチョ獲得を狙っていたマンチェスター・ユナイテッドが一昨年前に獲得を試みた金額とほぼ同額であり、ブンデスリーガのクラブは法外な金額を設定することで、獲得の興味を逸らせたい構えだ。

ジョーダン・ヘンダーソンの長期的な後継者を探すリバプールは、中盤を強化させるためにもイングランド代表MFの動向を追っている。リバプールのキャプテンも才能を絶賛した経緯もあり、移籍の噂を加速させている。

もしリバプールが本腰を入れて動く場合には、クラブ史上最高額の選手となる。現時点での最高額プレーヤーであるオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクに費やした移籍金7500万ポンド(約105億円)を大幅に上回る金額を提示しなければならない。

プレミアリーグ経験豊富な即戦力であり、それまで崩壊していた守備陣を立て直すために獲得されたオランダ代表DFとは話が異なる。まだプレミアリーグ経験を有しておらず、補強が急務なポジションでもないため、大金をつぎ込む可能性は非常に低い。

まして、141億円もの金額を準備するには、スター選手の売却が必須。ファンダイクのケースで言えば、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョをバルセロナに莫大な移籍金とともに売却しており、それを元手にファンダイクとアリソン・ベッカー獲得に至った。

契約問題に揺れるモハメド・サラー売却の確率は燻っているものの、年齢的にもブラジル代表MFほどの金額は期待できない。他の主力選手も年齢を重ねており、現時点で法外な移籍金を要求できる選手とすれば、トレント・アレクサンダー=アーノルド売却という狂気の取引を行わなければいけない。

いずれにして、ボルシア・ドルトムントが移籍金の交渉に応じなければ、リバプールは争奪戦から離脱を余儀なくされる。その場合、マンチェスター勢やチェルシーらの争いとなることは間違いない。それでも、アンフィールドをホームスタジアムとしてプレーするジュード・ベリンガムを夢に見てしまうのは、私だけだろうか…?

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