ジョルジニオ・ワイナルドゥム退団に伴い、様々なミッドフィルダーへの関心が伝えられたリバプール。最終的には、イングランドU-21代表FWハーヴェイ・エリオットを本職の右ウイングから中盤へコンバートすることで課題を解決。
リーグ第2節からスタメンの座を手に入れた元フラムFWは、好プレーを連発したことでレギュラーに定着。しかし、リーズ・ユナイテッド戦で不運な怪我を患ってしまい、長期離脱を余儀なくされている。
ファビーニョやジェームズ・ミルナーらが小さな負傷で離脱する中、チアゴ・アルカンタラも加入してから半分すらも稼働できない状態が続く。カーティス・ジョーンズやアレックス・オックスレイド=チェンバレンも圧倒的なプレーぶりを見せれておらず、ナビ・ケイタも復調の気配が見えた矢先に離脱となってしまった。
ミルナーやヘンダーソンらもベテランの域に差し掛かっており、オランダ代表MFの退団で中盤におおけるインテンシティやアグレッシブさが明らかに減少している。
そんな中、イングランド代表で縦横無尽に中盤を駆け回り、攻守両面で力を発揮できるボルシア・ドルトムントMFジュード・ベリンガムとの関係が報じられ続けている。
ドルトムントで来夏スポーティング・ディレクターに就任するセバスティアン・ケールは、同選手の放出を全面否定しており、事態の鎮静化を図っている。しかし、中盤に負傷者が続出するリバプールが、新たなミッドフィルダー獲得に力を入れても不思議ではなく、報道はさらに過熱する一方だ。
かつてミドルズブラやブラックバーンで、プレミアリーグを中心に活躍したリバプール出身FWクレイグ・ヒネットは、具体的な情報元を明かさずとも、信頼できるソースから仕入れた情報として、イングランド代表MFのリバプール行きが既定路線となっていることを告白している。
「どこから聞いたかは言えないけど、確かな筋から聞いた話では、どうやらジュード・ベリンガムはリバプール行きを望んでいるようだ。」
「それが1月なのか、シーズン終了後なのかはまだわかりませんが、信頼できるソースからの情報なので、ほぼ間違いないと思います。」
確かな情報筋がいかにも怪しいものの、サポーターとしては歓喜してやまない情報だろう。ハーヴェイ・エリオットとともにミッドフィルダーを担うのが、イングランド期待の若手。妄想しただけでも、笑みが溢れてしまうほど。
ただし、移籍先ならびに移籍時期についての情報は錯綜しており、確かなものはなにもない。仮に移籍するにしても、莫大な金額が必要になるため、リバプールに捻出できるかが依然として不明。主力の誰かを売却せねばならないが、そこまでしても獲得に動く価値のある選手であることは言うまでもない。
元プレミアリーガーが明かしている通り、元バーミンガムMFは近くイングランド再上陸を果たすのか、そして新天地がリバプールとなるのか、来年1月もしくは来夏の移籍市場からは目が離せられない…