アストン・ヴィラ監督に就任したリバプールOBスティーブン・ジェラード。今季16位に低迷しているチームの立て直しの困難なタスクが待ち構えている。レンジャーズでの実績は十分だが、リーグのレベルが比べものにならないプレミアリーグで成功を収められるかに注目が集まる。
ここまで順調な監督キャリアを歩む元イングランド代表MFと、幼い頃からチームメイトとして切磋琢磨し、リバプールのトップチームでも長年に渡り、それぞれ中盤と最終ラインを引っ張ってきた元リバプールDFジェイミー・キャラガー。
現役引退後はサッカー解説者を務め、元マンチェスター・ユナイテッドDFガリー・ネビルとのコンビは人気を博している。旧友であるジェイミー・キャラガーは、元同僚のアストン・ヴィラ就任を受け、『The Telegraph』に対して心温まるメッセージを投函している。
「ジェラードは現在、グラスゴーで克服したのと同じような障害に直面しており、このような大きな仕事を任されるのは早すぎるでは？と皮肉られている。」
「また、クロップ監督がアンフィールドに別れを告げ、ジェラードが感動的な復帰を果たすまで、あくまで見習い期間と考える人が多いという複雑な事情もある。」
「でも、ひとつだけ約束できる。実績を積み重ねた上で、スティーブン・ジェラードはリバプールの監督になりたいと思っている。」
「そして、リバプールのサポーターも、実力をつけてからリバプールの監督になることを望んでおり、ロマンチックで感情任せな復活のためではない。」
「クロップ監督が去るとき、2015年に彼をアポイントしたとき同様、リバプールは最適な人物だけを監督に据える。」
「ジェラードが確度の高い候補者になる日が来れば、彼の持つコネクションは強みになる。それまでは議題にすべきではなく、現時点では過剰に扱われている。」
「1999年にチームメイトとなり、キャリアのほとんどでキャプテンを務めて以来、選手として成し遂げてきたことと同様に、彼はプロとして目の前の仕事、今回のケースはアストン・ヴィラを再びプレミアリーグの強豪にすることだけに集中している。」
「クラブでの彼の存在や放つオーラ。彼が彼自身に厳しく、他人への高い要求は、変化をもたらす可能性がある。」
「ジェラードのような個性的で世界的なスーパースターがタッチラインに立つことは、プレミアリーグにとっても素晴らしいことだ。」
「彼は決して、世界的なコーチたちと対峙しても、劣等感を抱くことはないだろう。」
「ジェラードが監督キャリアの中で、次の大きなステップを踏み出すことに反対するのは愚か者だけさ。」