カタールW杯出場決定のスイス代表MFデニス・ザカリアに、リバプールやマンチェスター・シティ、ユベントスが熱視線

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Switzerland midfielder Denis Zakaria confirmed for Qatar World Cup, Liverpool, Manchester City and Juventus all eyeing him 移籍

母国スイス西部のセルヴェットFCで育ち、地元の強豪クラブであるヤングボーイズに引き抜かれたMFデニス・ザカリア。スイスのトップチームで頭角を現した守備的ミッドフィルダーは、2017年にさらなるステップアップを求めて、ボルシア・メンヒェングラートバッハ移籍を果たした。

以来、同クラブで138試合11ゴール8アシストを記録。今シーズンもブンデスリーガで8試合スタメン出場しており、中心的な役割を担っている。スイス代表としても40試合に出場しており、カタールW杯予選ではスイス代表のグループ首位とワールドカップ出場に貢献した。

恵まれた体躯でボールを刈り取る守備的ミッドフィルダーは、最終ラインの前で壁になる役割を任される。ただし、守備だけに専念するわけではなく、攻撃時にはポジションを上げ、前線の選手たちとリンクアップ。パスやドリブルで相手のディフェンスを崩す場面もしばしば。

『Calciomercato』によると、リバプールやマンチェスター・シティ、ユベントスらヨーロッパの強豪クラブが同選手の獲得に関心を示している。ボルシアMGとの契約が来年で切れるため、フリートランスファーでの移籍が可能だ。

潤沢な資金を持たないリバプールにとっては、お財布にも優しい補強プランとなる。実質的には、ファビーニョしか守備的ミッドフィルダーを本職とする選手がいないクラブは、イヴ・ビスマ(ブライトン)ら守備にも強度を持つ選手への興味が噂されている。

また、昨年獲得したチアゴ・アルカンタラが負傷がちで、本領発揮とまで至っていない。ジェームズ・ミルナーやジョーダン・ヘンダーソンらは年齢を重ね、怪我の確率が高まっている。ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンらはもともと負傷が多い。

若手のカーティス・ジョーンズやハーヴェイ・エリオットもシーズンを通しての活躍が難しい。昨シーズンに様々なポジションの穴埋めを行い、フル稼働したオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムの退団が響いている試合も少なくない。

また今季に限れば、中盤の選手が相次いで負傷。長期離脱はハーヴェイ・エリオットのみだが、短い期間での復帰と離脱を繰り返しており、クロップ監督の代名詞とも言える中盤の激しいプレッシングや攻守の切り替えが鳴りを潜めている。

結果的に中盤で自由にボールを扱われ、簡単に最終ラインを破られる。アリソン・ベッカーのビッグセーブがなければ、さらに失点していても不思議ではない。

ふたたび中盤での守備強度を取り戻すためにも、デニス・ザカリアの獲得は最適な選択肢になりそうだ。ファビーニョに代わり、フィルター役も担え、インサイドミッドフィルダーとしても稼働できないこともない。

ドイツの地で成長を続ける可能性も残すスイス代表の24歳ミッドフィルダーは、どのような決断を下すのだろうか…?

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