レアル・マドリードではベンチ要員…セルビア代表FWルカ・ヨヴィッチにリバプールが関心

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Real Madrid's bench... Liverpool interested in Serbia international Luka Jovic 移籍

リバプールは継続的に新たなフォワードへの関心が伝えられている。レッドブル・ザルツブルクFWカリム・アデイェミやスタッド・レンヌFWジェレミー・ドクらが頻繁にメディアを賑わせており、世界最強を誇るフロントスリーの後継者問題に注目が集まっている。

昨シーズンの不調から完全復活したサディオ・マネやロベルト・フィルミーノ、さらには今季絶好調のモハメド・サラーは30歳もしくは30歳を目前にしている。今シーズンはディオゴ・ジョッタ含め好調を維持しているが、そろそろフル稼働が難しくなる年齢に差し掛かっている。

『Fichajes』によれば、リバプールは新たにレアル・マドリードFWルカ・ヨヴィッチを獲得リストに追加した模様だ。かつてフランクフルトで75試合で36ゴールを奪い去り、大ブレークを果たしたセルビア代表FWは高い得点能力を有する。

フル代表でも18試合6ゴールと決定力を発揮している同選手だが、レアル・マドリードに引き抜かれてからは苦戦の日々を送っている。2019年にはブンデスリーガでの高い評判を引っ提げて、意気揚々とスペインに乗り込んだものの、出場機会の確保に苦しんだ。

リーグ戦でのスタメンはわずか4試合のみ。途中出場が13回を数え、10回はベンチから出ることすら叶わなかった。加入初年度で信頼を勝ち取れなかった同ストライカーは、たった2得点に終わり、2021年1月の移籍市場では古巣フランクフルトにレンタルで復帰することに。

昨シーズンの後半戦のみ過ごし、18試合4ゴールと少し感覚を取り戻した。今度こそと挑んだ今シーズンも状況は変わらず、ベンチを温める日々が続く。ここまでスタメンでの出場はなく、チャンピオンズリーグ含めてもわずか84分しかプレーが許されていない。

ゴール前での決定力だけでなく、ボールコントロールにも長け、パスやドリブルも評価が高い。いまだ23歳と若さも魅力で、リバプールが求めるフォワード像に合致するだけの能力を兼ね備えていると言って過言ではない。

ポテンシャルは十分示しているが、継続性には疑問が残る。フランクフルトでの2シーズンは素晴らしかったが、他のクラブで驚異的な数字を残しているかと言われれば、答えは微妙だ。レアル・マドリードでもカリム・ベンゼマやヴィニシウスの座を脅かす存在になり切れていない。

試合に出ておらず、コンディションにも不安を残す。ビッグクラブで、レギュラーとして確固たる地位を築いた上で、安定的なパフォーマンスを披露できるかどうかには懐疑的にならざるを得ない。

『Fichajes』の報道内容には、具体的な移籍金額が記載されておらず、あくまで噂の域を出ない。それでも、このままベンチ要員に居座るつもりはないはずで、自分を必要としてくれるクラブがあれば、チャンスには飛びつく準備は出来ているだろう。

ただし、あくまで個人的な意見を述べるのであれば、ドイツ代表FWカリム・アデイェミやベルギー代表FWジェレミー・ドクらの方が幾分アンフィールドでプレーする姿が浮かびやすい。セルビア代表FWに浮気するのではなく、彼らの獲得に集中して欲しいと切に願っている…

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