アーリング・ハーランド争奪戦の裏で、イングランド代表MFジュード・ベリンガム獲得レースの急先鋒はリバプール?

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Is Liverpool leading the race for England midfielder Jude Bellingham behind the battle for Arling Harland? 移籍

2020年にプレミアリーグ経験をなくして、バーミンガム・シティからボルシア・ドルトムント移籍を決断した若き逸材ジュード・ベリンガム。近年増えているイングランドからドイツへのルートで、着実な成長を手に入れた。

今シーズンも昨年からの活躍を維持しており、ブンデスリーガにおいて、ここまで13試合2ゴール5アシストと中心選手へと成長している。イングランド代表でも常連となっており、18歳にして10キャップを数える。来年のカタールW杯ではさらなる成長が期待される。

恵まれた運動神経に加えて、高いサッカーセンス、ダイナミックなプレー、卓越したパス能力とあらゆる面で大きなポテンシャルを有する同選手は、プレミアリーグ上陸が噂されている。今夏マンチェスター・ユナイテッド移籍を果たしたイングランド代表FWジェイドン・サンチョと同じようなルートを辿るのか。

『The Mirror』によれば、リバプールが元バーミンガムMFの獲得レースをリードしている。マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティ、チェルシーらライバルは同じくドルトムントに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドに熱視線を送っているタイミングを狙っているようだ。

ユルゲン・クロップ監督は、ジョーダン・ヘンダーソンやチアゴ・アルカンタラ、ファビーニョら20代後半から30代前半になるミッドフィルダーの後継者として、同選手に標的を定めていると言われ、近くアンフィールドに迎え入れたい構え。

ただし、一番の問題は移籍金。同紙によると、クロップ監督の古巣クラブは、9000万ポンド(約126億円)にものぼる金額を要求しており、リバプールの最高額7500万ポンド(約105億円)での移籍となったフィルジル・ファンダイクをさらに上回る金額を提示できるかが勝負になる。

オランダ代表獲得時には、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョをサッカー界における歴史上3番目となる移籍金でバルセロナに売却していた。つまり、潤沢な資金を手に入れたことにより、世界でもトップレベルのセンターバック獲得を実現できた。

現時点で高額で売却できる選手といえば、モハメド・サラーだろう。しかし、契約延長問題に揺れており、もしも延長合意がなされなければ、来年夏には契約満了まで1年を切った段階で売却せねばらなず、多額の収入を手に入れることができなくなる。

そのため、9000万ポンド(約126億円)を支払う能力を有しているとは思えない。ハーヴェイ・エリオットやタイラー・モートン、カーティス・ジョーンズら若手も成長しており、緊急事態とも言えないポジションで、ひとりの選手に大金を投じるのはギャンブルになりかねない。

アンフィールドでプレーするジュード・ベリンガムは見たい。だがしかし、ドルトムントが大幅な減額に応じる以外で移籍が実現する可能性は限りなく低い。リバプールにとってチャンスがあるとすれば、2025年まで契約を残す同選手の契約切れを待つか、ハーランドのように契約解除金の条項が存在している場合のみだろう…

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