新時代を担う20歳以下のプレミアリーグ・タレントだけで “イレブン” を組んだら、上位も狙える人材が揃った

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We've put together a new Premier League Under 20s talent eleven and we've got the talent to challenge for the top places スター候補生

プレミアリーグには様々な選手が、世界でもトップレベルのプレーを披露しならがらも、激しい競争を繰り広げている。年齢や国籍、プレースタイルも別々の選手たちが集い、至極のエンターテインメントを提供している。

そんな世界には、これからを担う若きプレーヤーも切磋琢磨している。毎年豊富なポテンシャルを有している10代から20代前半のサッカー選手が台頭。才能を開花させるもの、ベンチを温め続けるもの、レンタル移籍や完全移籍を余儀なくされるもの、いろんな結末が待ち受けている。

今シーズンも新進気鋭の若手選手が頭角を表す一方で、昨年から活躍を続ける10代が継続して見事なパフォーマンスを披露。今回は20歳以下の選手で、今季において最低でも1試合出場経験がある将来有望株を “11人” ピックアップしている。

(※GKに限っては、20歳以下でプレミアリーグ経験を伴う選手がおらず、最も若いイラン・メリエ(21歳)を採用。)

GK:イラン・メリエ(リーズ・ユナイテッド|21歳)

ゴールキーパーはがっしりとした体格を持つ選手がほとんどの中、線の細さは一目瞭然で、196センチの高身長を感じさせない。現代的なキーパーの特徴である足元の技術に優れ、プレッシングを受ける場面でも冷静にパスで繋げる。

反射神経にも長けており、マンマーク・ディフェンスの弊害か、シュートストップの回数も多く、守護神としての基本性能も高い。名将マルセロ・ビエルサ監督からの信頼は厚く、ポテンシャルは相当なもの。今後も成長を続けられれば、プレミアリーグ屈指のGKに君臨する日も近い。

RWB:ヴァレンティノ・リヴラメント(サウサンプトン|19歳)

昨季までチェルシー・アカデミーに所属。今シーズンからサウサンプトンに完全移籍すると、開幕戦からスタメンの座を得て、印象的かつ継続的なパフォーマンスを披露し続ける。プレミアリーグではここまで全試合で先発出場しており、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督が全幅の信頼を寄せる。

今季最も台頭した若手プレーヤーのひとりであり、安定的な守備対応に加えて、前線へ攻め上がる推進力は期待を感じざるを得ない。今回のチームにおいては、右ウイングバックとして、試合中を通しての連続的なアップダウンで右サイドを掌握する。

CB:アンドリュー・オモバミデレ(ノリッジ・シティ|19歳)

昇格組の中で、プレミアリーグで最も苦戦を強いられているノリッジ・シティ。芳しくないチーム状況下において、今年 ”19歳” にしてアイルランド代表デビューを飾ったセンターバックは5試合に出場し、最下位に沈むクラブで希望の光となっている。

空中線や対人守備に強みを持ち、現代的なセンターバックらしく足元の技術にも定評がある。年々落ち着きを身につけており、元・イングランド代表DFリオ・ファーディナンドとも比較されるほどの逸材。スリーバックの右側で、相手攻撃陣をシャットアウトする。

CB:ネイサン・コリンズ(バーンリー|20歳)

今夏ストーク・シティからバーンリーにステップアップしたアイルランド代表DF。激しいディフェンスを信条とするチームの最終ラインにおいて、 ”20歳” にも見えない風貌に加えて、力強いディフェンスと英国系選手らしい深いタックルでボールを刈り取る。

前線へのロングフィードで一気にチャンスを作ることもでき、今シーズンはここまで8試合にスタメン出場を果たしている。プレミアリーグでもトップクラスの同僚DFベン・ミーやジェームス・ターコウスキーからの指導で、将来的には強固な守備陣の中心を担う。

CB:ライアン・アイト=ヌーリ(ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ)

テクニックと賢さを兼ね備えた次世代型サイドバック。脅威的なスピードを持っているわけではなく、適切なタイミングで攻め上がり、最適な選択肢を実行に移せる。対峙したストライカーへの対応では集中力を切らさず、見事なポジショニングで相手の特長を消し続ける。

今季のリバプール戦では、得点を量産するモハメド・サラーに仕事をさせずに、さらに評価を高めた。頭の良さは、サイドバックのみならず、センターバックでもプレーできると勝手に解釈し、スリーバックの左側として採用する。

LWB:ブカヨ・サカ(アーセナル|20歳)

すでにイングランド代表デビューも飾っており、EURO2020にも参加。プレミアリーグでもトップクラスのの能力を証明しており、その才能は疑う余地はない。攻撃における多彩なパスやドリブル、得点力と魅力はつきないが、様々なポジションでプレーできるユーティリティ性も評価が高い。

トップチームに上がってきた当初は、左サイドバックとしても出場経験を持ち、前線にタレントが居並ぶチーム状況を鑑みて、今回は左ウイングバックを任せたい。献身的な守備だけでなく、高い位置での攻撃参加で得点を演出する。

CMF:ハーヴェイ・エリオット(リバプール|18歳)

昨季はチャンピオンシップで大ブレイクを果たし、今シーズンはリーグ2戦目からスタメンに定着。不運な形で長期離脱を余儀なくされてしまったものの、物怖じしない性格で実力を発揮しており、復帰後のさらなる活躍に注目が集まる。

重心の低いドリブルやスルーパスで相手ディフェンス陣を切り裂くプレーが持ち味。プレシーズンからコンバートされた中盤では、攻撃側面だけでなく、素早い切り替えや執拗なチェイシングを90分間繰り返しており、その多様な才能を見せ付ける。

CMF:ジェイコブ・ラムジー(アストン・ヴィラ|20歳)

ウェールズ代表MFアーロン・ラムジーと同姓同名の弟とともに、アストン・ヴィラの未来を担うラムジー兄弟の兄。昨シーズンの第2節でトップチームデビューを飾り、リーグ戦22試合に出場。今季はスタメン出場回数も増え、チームの主軸としてプレーしている。

高いキープ力と前線への推進力に優れており、若いながらもポジショニングに定評がある。ピッチ全体をカバーできるだけの運動量も兼ね備えており、同じポジションのスティーブン・ジェラード監督の存在で急成長が期待できる。

RWG:メイソン・グリーンウッド(マンチェスター・ユナイテッド|20歳)

マンチェスター・ユナイテッドに現れた若手の代表。イングランド代表にも招集経験を持ち、左足から放つ多彩なシュートはどこからでもゴールを奪える。守備強度が低いのが気がかりだが、攻撃だけであれば、すでにプレミアリーグでもトップクラスに達している。

ラングニック新監督のもとで生まれ変わるクラブにおいて、攻守の切り替えを叩き込まれれば、新たなレベルの道が開ける。前線からの守備を献身的に行いながらも、質の高いパスやシュートで最前線を牽引する。

CF:アルマンド・ブロヤ(サウサンプトン|20歳)

イングランド出身で、U-9からチェルシー・アカデミーで育ったアルバニア代表ストライカー。今シーズンはサウサンプトンにレンタルされると、そのポテンシャルが開花。途中出場も多いが、ここまで13試合4ゴールを決めており、アルバニア代表でも10試合3ゴールを挙げている。

懐が深いドリブルで積極的に仕掛け、シュートコースが開いた瞬間に素早い振りでゴールを奪う。味方を活かすようなクロスも提供でき、強靭なディフェンダーにも簡単には負けない。こぼれ球への反応も早く、出場時間さえ増えれば、ゴールをさらに量産し得る。

LWG:クリストス・ツォリス(ノリッジ・シティ|19歳)

ギリシャの強豪PAOKテッサロニキからノリッジ・シティに加入したのが、今年の夏。19歳にも関わらず、ギリシャ代表で13試合に出場しており、その才能は規格外。プレミアリーグ初挑戦は、順風満帆とまでは至らないものの、7試合で出場機会を得ている。

ボール扱いに優れ、ぶつかり合いにも簡単には負けない。テクニックとフィジカルでボール保持も巧みで、ゴール前でも10代とは思えない落ち着きを見せる。イングランド・サッカーおよび生活に慣れれば、一気にスタメンに名前を連ねるだけの実力を有する。

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