プレストン・ノースエンドで成長中!セップ・ファン・デン・ベルフはリバプール移籍当初の苦悩を吐露

スポンサーリンク
Growing up in Preston North End! Sepp van den Bergh reveals his anguish at moving to Liverpool スター候補生

地元クラブ・ズヴォレで頭角を現したセップ・ファン・デン・ベルフは、オランダU-19代表に選出されるほどの輝きを放っていた。高いポテンシャルを評価された若きオランダ人ディフェンダーは、2019年の夏にリバプール移籍を手に入れた。

サッカー選手としては着実なステップアップだが、初めて地元を離れた青年にとっては苦しい日々の始まりだった。家族や親しい人物が全くいない異国の地では、心の支えを失ったかのように、孤独感を抱えていた、と元オランダU-19代表DFが当時を振り返り、苦悩を吐露している。

「特に孤独感がしんどかった。でも、何が欲しい?」

「ズヴォレでは何でもあったし、周りにはみんないた。両親、兄、姉、彼女、友達、学校、サッカー。それが突然、遠い家の中で一人になってしまったんだ。」

「(最も恋しかったものは)結びつきだね。プレイステーションでたくさん遊んだし、兄や友人とはフェイスタイムで話せていた。でも、実際に会うこととは違う。」

「もちろん、クラブは好意的に迎え入れてくれた。例えば、フィルジル・ファンダイクは、ドレッシングルームで隣に座らないかと訊いてくれた。それに、アダム・ララーナは洋服選びを手伝ってくれたね。」

「でも、モハメド・サラーやサディオ・マネのような世界的スターと、無名の少年が話をすることや遊ぶことは、そう簡単にできることではないんだ。それもまた辛かったね。」

De Stentor

移籍初年度にはカラバオ・カップやFAカップなどカップ戦で出場機会を得た若きリバプールDFだが、テンポの早いイングランド・サッカーに適応できずに苦しみ、同年代のリース・ウィリアムズやビリー・クメティオらに先を行かれてしまう。

出番を求めて、また展開の早いサッカーに順応するためにも、2021年冬にプレストン・ノースエンドエンド(チャンピオンシップ)に半年間のレンタルを決断。今夏リバプール復帰の可能性もあったが、そのままレンタル移籍を延長し、今シーズン終了まで同クラブに残ることになった。

プレストン・ノースエンドエンドでは、主に右サイドバックや右ミッドフィルダーを担当してきた元ズヴォレDFだが、2021年10月以降からはセンターバックも任されるようになっており、ディフェンスに欠かせない存在に成長。国内リーグ戦では21試合出場しており、ローン移籍は成功している。

チャンピオンシップでの活躍が認められ、2021年10月にはオランダU-21代表にも選出。無名の若手選手から脱却し、少しずつだが名前は広まっており、評価も高まっている。来季以降の去就は不透明。それでも、才能豊かなセンターバックは来夏のプレシーズンで実力を試されることになるだろう。

ナサニエル・フィリップスの退団は避けられず、リース・ウィリアムズはローン先で十分な出番を与えられていない。ジョエル・マティプやフィルジル・ファンダイクが30歳を迎えていること、ジョー・ゴメスの調子が一向に回復しないことも相まって、チャンスは確実に巡ってくる。

リバプール首脳陣の評価を覆し、来シーズンはリバプールのトップチームで活躍する姿を期待したい…

タイトルとURLをコピーしました