ロリス・カリウスにアンフィールドでの未来はない…チーム内での序列は5番手以降か

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Loris Karius has no future at Anfield... Klopp admits he is only fifth in the pecking order チーム

当時のリバプールでは、元ベルギー代表GKシモン・ミニュレが守護神を務めていた。しかし、空中線でのボール処理に難があり、致命的なミスを繰り返していたため、ユルゲン・クロップ監督は母国ドイツから若きGKロリス・カリウスを獲得した。

2016年の夏に加入した元ドイツU-21代表GKは、ミニュレとポジション争いを繰り広げ、徐々に出場機会を増やしていった。だが、2018年5月に行われたレアル・マドリードとのチャンピオンズリーグ決勝が運命を狂わせた。

セルヒオ・ラモスの腕固めにより、モハメド・サラーが負傷した場面と同様にショッキングなシーンを演出してしまった。手でキャッチしたボールを味方に投げれば良いはずが、相手FWカリム・ベンゼマの存在を忘れ、同ゴールキーパーが放ったボールはベンゼマの足に当たり、ゴールに吸い込まれた。

さらには、レアル・マドリードにとって3点目となるガレス・ベイルのゴールも、カリウスのミスから生まれる。ロングシュートを弾けずに、キャッチもできず、こぼれたボールはそのままゴールマウスに。戦犯扱いされたドイツ人GKは、コーチ陣から一気に信頼を失った。

翌シーズンには、大きくの資金を投入してブラジル代表GKアリソン・ベッカーを獲得。居場所をなくした同選手は、ベシクタシュやウニオン・ベルリンへローン移籍も役には立たず、低空飛行を続けている。

昨夏にはバーゼルやドイツ復帰も噂されたが、移籍金の折り合いがつかずに移籍は成立せず。今年の夏まで残す契約解消の可能性も報じられる中、この冬の移籍市場でも移籍のニュースが後を絶たない。

今シーズンは1試合どころか、1秒すらも出場できていない。リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、元マインツGKに適した移籍先を探すように催促する一方で、クラブにおける序列を明確に定義づけしている。

「彼(ロリス・カリウス)が、今でも夏でも、ふさわしいクラブを見つけ出すことにベストを尽くしてくれることを期待している。そして、そこから先に進んでくれるはずさ。」

「もちろん、カリウスが新しいクラブを見つけることは、クラブにとっても利益となる。」

「よほどの緊急事態に陥らない限り、我々にとってNo.1はアリソン、2番手はケレハー、3番手はアドリアンで、4番目はピタルーガだ。」

アンフィールドでは完全に不要な存在になってしまった元ドイツU-21代表GKだが、ブンデスリーガないしは同リーグ2部で活躍できる能力はあるはず。まずは試合に出て、確実な自信を取り戻すことが必須事項。

そのためにも、信頼を寄せてくれる監督の元で、レギュラーとして出番を得られるチームへの移籍は避けて通れない。今夏になれば、移籍金なしで交渉できるようになる。28歳とまだ老け込む年齢ではないだけに、新たなクラブで復活を遂げてもらいたい…

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