元アイルランド代表GKは、リバプールに所属する現アイルランド代表GKクィービーン・ケレハーに退団を推奨

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Former Ireland goalkeeper hints at exit for current Liverpool goalkeeper Queevene Kelleher 移籍

2015年からリバプール・アカデミーで成長し、近年は守護神アリソン・ベッカーのバックアップとして2番手GKを務めるクィービーン・ケレハー。今シーズンもアリソンが新型コロナで離脱したチェルシー戦では、久しぶりの出場にも関わらず、落ち着いたプレーでゴールマウスを守った。

スーパーゴールと至近距離からのシュートで2失点したものの、ゴールキーパーを責めるべきものではなく、優れた足元も評価が高い。アイルランド代表でも2試合に出場しており、同国の未来を担うべきキーパーとして期待が高い。

ただし、成長を妨げるであろう要因が存在しており、それはプレー時間の少なさだ。ブラジル代表GKが君臨するリバプールでは、なかなかポジションを奪うイメージが湧かない。今シーズンもここまで5試合のみに留まっており、23歳ゴールキーパーにとっては望ましい環境とは言い難い。

昨年夏にはローン移籍など可能性が生じたが、結果的にはアンフィールドに残留。トーレニングでは世界でも有数の能力を持つ選手のそばで学べる貴重な機会を手にしている一方で、試合で培える経験を積み重ねることができてない。

かつてプレミアリーグで屈指のゴールキーパーとして活躍し、長らくニューカッスル・ユナイテッドの最終ラインを支えたGKシェイ・ギヴンは、同国代表の後輩であるクィービーン・ケレハーの現状を嘆いており、毎試合プレーできるクラブへの移籍をオススメしている。

「ケレハーは苦境に立たされている。」

「彼は23歳で、自分がその年齢だった頃に戻って考えると、どのくらいの試合に出ていたか不確かだけど、ケレハーは10〜11試合しかプレーしていない。」

「彼はもう子供じゃない。23歳という年齢は、トップチームでレギュラーとしてプレーすべき年齢だと思う。」

Premier Sport

元アイルランド代表GKの言う通り、キャリアを考えると、移籍すべき適齢期を迎えているのは事実。トップチームに帯同するようになってから約3年目で、これまで通算14試合とトップレベルでの試合経験が少なすぎる。

この冬で移籍する可能性はゼロだが、今年の夏には何が起こっても不思議ではない。ローン移籍の年齢も超えている印象を受け、完全移籍でプレミアリーグないしはチャンピオンシップで戦えるクラブへの移籍が現実的。

問題は、リバプールが第2GKを獲得できるかどうか。アドリアンが控えるが、足元や状況判断に課題を残しており、安定感を欠く試合も多い。若手GKマルセロ・ピタルーガらもまだ経験値が足りず、いきなり2番手は難しい。

今夏で契約満了になるゴールキーパー、もしくは足元に優れたベテランGKの確保を目指すのが最も近道。もしもアドリアンよりも安心できるキーパーが確保できさえすれば、アイルランド代表GKの放出もあり得るだろう。

はたして、クィービーン・ケレハーは新天地を求めて、今夏の移籍市場で旅立ってしまうのか…?

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