静かなる移籍市場から一転して、急激に動き回ったリバプール。FCポルトからコロンビア代表FWルイス・ディアスの獲得を電光石火で成立させる。同選手はアンフィールドでは背番号 “23” を背負い、フロントフォーとともにプレミアリーグでの逆襲を狙う。
トッテナム・ホットスパーやマンチェスター・ユナイテッドら強豪クラブがこぞって関心を示しており、リバプールも長年にわたりスカウティングを行ってきたフォワードの才能に関して、ユルゲン・クロップ監督も疑う余地はないと言及。
その能力の高さは、かつてマンチェスター・シティやACミランに所属した元オランダ代表MFナイジェル・デ・ヨングも評価しており、サディオ・マネやモハメド・サラーら既存の選手たちと攻撃を加速させるような素晴らしい補強になったと発言している。
「素晴らしい契約だと思う。」
「多くの人々がチャンピオンズリーグの試合を見て、彼がポルトにとってどれだけ重要な選手なのか分かるだろう。彼はポルトの選手だったが、いまやリバプールの選手となった。」
「前線の複数のポジションでプレーできるし、相手を倒すのが好きなんだ。粘り強さもあるね。」
「南米の情熱も持っている。だから、リバプールにとって素晴らしい契約だと思うよ。」
「フィルミーノのように、イングランド文化に溶け込むために、彼を助けてくれる様々なスタイルの選手と一緒に、良い方向に向かうだろう。彼には何か特別なものがあるんだ。」
「リバプールでは左ウイングを主戦場に、常に前進する上でアドバンテージがあり、大きな戦力となり得る。」
「特に(サディオ・)マネと(モハメド・)サラーのような選手と一緒にね。」
Sky Sports
サラーやマネ、ディオゴ・ジョッタ、ロベルト・フィルミーノと素晴らしいアタッカーが揃ったリバプール。バックアップには、南野拓実やディボク・オリギも控えており、盤石すぎるほどの陣容を抱えている。
年末年始の過密日程の中で調子を崩し、プレミアリーグで首位をひた走るマンチェスター・シティに大きく差をつけられてしまった。後半戦は勝ち点差を縮めつつも、直接対決でライバルを打ち破り、トップの座に返り咲くことを狙っている。
そのための戦力としては申し分ない。まずはプレミアリーグやイングランドの生活に慣れて、数ヶ月後にはチームに欠かせない選手として、サディオ・マネらフロントスリーのポジションを奪える選手になってくれるはず。
そして、コロンビア代表FWがうまくフィットできれば、十分に2年ぶりのイングランド・サッカーの頂点に輝けると信じている…