昨シーズン終了後、契約延長交渉がまとまらずにリバプールを退団したオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥム。バルセロナ移籍がほぼ確定していたものの、パリ・サンジェルマンが交渉に割り込み、一気に契約まで持っていった。
リオネル・メッシやジャンルイジ・ドンナルンマ、アクラフ・ハキミらスター選手を補強したパリ・サンジェルマンは、すでにキリアン・エムバペやネイマールなどが在籍しており、ヨーロッパでも屈指のスター軍団へと変貌を遂げた。
マウリシオ・ポチェッティーノ監督率いる同チームで、中心的な役割を担うと期待されていたワイナルドゥムだが、絶対的な地位を築けていない。リーグ・アンでは18試合に出場しているが、そのうち7試合が途中出場。チャンピオンズリーグでもベンチを温める試合も多く、不満を募らせているとの報道も流れた。
中盤での守備強度が下がっていたリバプールからは、サポーターが復帰を望む声も多かった。しかし、現実的にリバプールが獲得に動くことはなく、現状のミッドフィルダー陣を信頼している姿勢を崩さなかった。
そんな中、アーセナルやニューカッスルが獲得に向けて動き出し、ローン移籍の可能性がメディアを賑わせた。『Telefoot』によれば、資金力を盾に積極的に補強を進めたニューカッスルが、移籍期限ギリギリのタイミングにおいて、レンタルでの獲得オファーを提示。だが、同選手は提案を固辞したようだ。
オランダ代表MFはパリ・サンジェルマンに残留し、ポジションを確立するために戦うことを望んでいる。31歳になった同選手だが、リバプールでの活躍を思い起こすような活躍をフランスの首都でも成し遂げたい気持ちを隠さない。
他方、元フランス代表であり、かつてアーセナルでも活躍したエマニュエル・プティは、この冬の移籍市場が開幕直後に元リバプールMFについて言及しており、プレミアリーグ復帰を促すような言葉を残していた。
「この2ヶ月間、フランスでジョルジニオ・ワイナルドゥムをめぐる論争がどれだけあったのか、あなたは知らないだろう。」
「彼が昨年11月のチャンピオンズリーグ・RBザルツブルク戦で2ゴールを決めたとき、パリ・サンジェルマンでのキャリアをきちんとスタートさせるためにも、完璧なゲームになるかもしれないと思った。」
「しかし、彼は苦しんでいて、PSGのドレッシングルームでかなり孤立している。リバプール時代のように、チームメイトとの良い関係もない。」
「そして、PSGではポジション競争が激しい。彼はリバプールでトップ選手だったんだから、プレミアリーグに戻ることは彼にとって良いことかもしれないね。」
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結果的には移籍は成立せずに、フランスで戦う決意を新たにしたジョルジニオ・ワイナルドゥム。中盤にも粒揃いのプレーヤーたちが揃う同クラブで、いち早くレギュラーの座を確保してもらいたいと、勝手ながらに思っている…