リバプールとの契約満了が近づく元イングランド代表MFジェームズ・ミルナー。ユルゲン・クロップ監督は契約延長を望んでいることを明らかにし、クラブは1年契約をオファーしたと報道が流れており、現時点でボールはミルナー側にあるようだ。
かつてリーズ・ユナイテッドで共にプレーし、その後もジェームズ・ミルナーのようにマンチェスター・シティなどプレミアリーグで活躍した元イングランド代表DFダニー・ミルズは、元チームメイトのプロ意識を絶賛しつつ、去就について彼なりの予想を述べている。
「このことで大騒ぎする人たちにかなり驚いている。」
「”ジェームズ・ミルナーに新契約を与えるなんて信じられない、彼はほとんどプレーしていない!” と言っている人たちがいる。」
「彼らは彼に週50万ポンドを提供するつもりはない。全体のバランスを見て決められるが、今より少ない額になるだろう。」
「プレーした試合数に比例するだろうし、忠誠心も少しは考慮されるはずだ。」
「彼はとても優秀で、信頼でき、まさにプロフェッショナルだ。豊富な経験を持っており、他の選手やこれから入ってくる選手たちにお手本として振る舞ってくれる。」
「ジェームズ・ミルナー次第だろうね。他のクラブでもっとプレーする機会を得るのか、それとも今の場所に留まりたいのか。」
「彼はちょっとプレーするだけの選手ではない。リバプールではチームの中にいて、そこそこ試合に出ることができる。それで満足しているかもしれないし、それは彼の選択だね。」
「彼の経験やプロ意識から彼を欲しがるクラブはいくつかあるのは確実さ。」
Football Insider
2015年の夏にフリーでリバプールに加入したジェームズ・ミルナー。以来、中盤を基軸に、左右のサイドバックを担当。若かりし頃はウィンガーとして左右のフランクでプレー経験があり、まさにユーティリティ性の塊のような選手。
リーダーシップやプロフェッショナリズムも評価が高く、リバプールではジョーダン・ヘンダーソンを支える副キャプテンを務める。さらには、FAカップやカラバオカップではベンチ外にも関わらずスタジアムに足を運び、若手選手を鼓舞する姿はいまや名物に。
サポーターは誰もが彼の残留を望むだろうが、試合終盤に試合を締める役割ではなかなかプレー時間を確保できない。年齢も年齢だが、サッカー選手であればピッチに立ち、自分のプレーを披露したい気持ちがあっても不思議ではない。
はたして、クロップ・サッカーを支え続けた功労者は、来シーズンもアンフィールドでプレーするのだろうか?はたまた、別のクラブに移籍してしまうのだろうか…?