『文句を言うべきなのは、(薄給の)工場の労働者だ!』 – UEFA会長が、クロップ&グアルディオラ両監督を痛烈非難!

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UEFA president lambasts Jurgen Klopp and Pep Guardiola for their high number of international matches 未分類

2018年から新大会として設立された “ネーションズリーグ”。インターナショナルマッチの数も増える中で、さらには同様な大会として “EURO” が4年に一度開催される。その他にもW杯やオリンピックなども一定の周期で巡っており、夏休みすらままならない選手もいる。

実際に、昨年はEUROスペイン代表でほぼフル出場した選手たちの何名かが、そのまま東京オリンピックでもプレーを余儀なくされており、それにより調子を狂わせる、もしくは負傷で離脱する選手が多かったのは周知の事実。

その試合数の多さに苦言を呈したのが、リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督とマンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督。しかし、そうした批判もなんのその、欧州サッカー連盟(UEFA)で会長を務めるアレクサンデル・チェフェリンは、非難の声を痛烈な “非難” で反論している。

「FIFAやUEFAを口撃するのは簡単だが、事情は単純だ。」

「試合が減れば、もらえるお金も減る。文句を言うべきなのは、毎月1,000ユーロ(約13万円)を受け取る工場の労働者だ。」

「誰もがカップ戦を増やしたいと思い、誰も何も諦めていない。クラブはチャンピオンズリーグ・グループステージで10試合を望んだが、8試合をこなすことになる。これは正しい試合数だ。」

「国内リーグは18クラブで構成されるべきだが、各リーグの会長たちは同意していない。国内カップ戦が2つというのは多すぎることを理解すべきだろう。」

明らかに試合数を増やすことはサポーターにとっては見れる試合が増えることを意味しており、楽しみが増すのは確か。しかし、選手のことを考えると、移動の負荷も多い中での真剣勝負は疲労困憊になり、3日後に別の試合がある日程では疲れも取れない。

より選手たちと近くで仕事をしているからか、クロップ監督もグアルディオラ監督も国際試合の多さに言及。側から見ると、お金儲けのためだけに国際試合を増やし続けているとしか思えないFIFAやUEFAも、選手の体調を考慮しなければならない。

野球の投球制限のような一定の試合数に出場した選手たちは、ネーションズリーグには出せないなど、トッププレーヤーの選手生命を伸ばし、彼らだけに頼らない大会運営が必須になる。

現時点で折り合いが付くとは思えず、2024-25シーズンからフォーマット変更が待ち受けているチャンピオンズリーグでプレーオフに回った場合には、さらなる試合数の増加があるかもしれない。

個人的には、選手たちの意見をより反映させるべきとの立場。はたして、FIFAやUEFAは大会運営について考えを改める日が来るのだろうか…?

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