トレント・アレクサンダー＝アーノルドが高すぎる壁に阻まれて、リバプールではカップ戦や実力差のあるクラブとの対戦でしか出番が得られず、苦悩の数シーズンを過ごしたウェールズ代表DFネコ・ウィリアムズ。
昨シーズンにも完全移籍での退団も噂されていたが、交渉がまとまらず。最終的には、冬の移籍市場でフラムFCに半年間のローン移籍で加入。プレミアリーグ昇格を目指していた同クラブでレギュラーに定着し、圧倒的な攻撃力でチャンピオンシップ優勝に貢献した。
そのままフラムに完全移籍するかに思われたが、ノッティンガム・フォレストやサウサンプトンらが関心を示し、争奪戦はさらに熾烈に。中でも、積極的な補強を繰り返している昇格組ノッティンガム・フォレストの興味は本物で、すでにオファーを提示している。
しかし、初回のオファーは評価額に届かずに受け入れられず。獲得レースに複数のクラブが参入していることから、リバプールは移籍金の吊り上げを目論んでいるとも。当初は1500万ポンド（約21億円）と設定していたが、いまや2000万ポンド（約28億円）を要求しているとも言われる。
『The Athletic』によれば、両クラブは1700万ポンド（約23.8億円）に迫る移籍金で合意し、今夏の移籍市場において、狙い続けたウェールズ代表ディフェンダーを手中に収めることになる。現時点で具体的な金額は明かされていない。
なお、ノッティンガム・フォレストは左サイドを主軸にする元レディングDFオマー・リチャーズ獲得を目指しており、バイエルン・ミュンヘンとの交渉を続け、獲得に近づいている。スティーブ・クーパー監督が求めた両サイドの守備的ポジションを補強できそうだ。
久しぶりのプレミアリーグで旋風を巻き起こすために、元リバプールFWタイウォ・アウォニイもウニオン・ベルリンから獲得に成功しており、リバプール・サポーターにとっては目が離せないクラブになりそうだ…！