バルセロナでトップチームデビューを果たし、バイエルン・ミュンヘンで世界的な選手に成長したスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ。長年プレーしたブンデスリーガから新たなチャレンジを求めて、プレミアリーグにやってきたのが2年前。
当初は新型コロナ感染や負傷により、シーズン前半戦を棒に振ったが、ファビーニョとの見事な連携を形成すると、クロップ・サッカーにも適応。いまでは絶対的なスタメンとして、中盤の一角を担い、類まれなるパスセンスで味方にリズムを与え、局面を打開する。
すでに世界でも屈指のミッドフィルダーとして評価を得ているスペイン代表MF。かつて、チェルシーやアストン・ヴィラなどでプレーした元アイルランド代表FWトニー・カスカリーノは、改めて同選手の能力を称賛し、世界最高峰と評している。
「チアゴ・アルカンタラは素晴らしいサッカー選手だ。あれほど才能に恵まれた選手はほとんどいない。プレミアリーグで見た中で最も才能のある選手だろう。技術的にも並外れた選手だね。」
「たくさんの選手を見てきたけど、チアゴは最高峰の選手たちと肩を並べている。技術的に、彼はすべてを持っているんだ。」
TalkSPORT
ぶれない体幹でぶつかり合いでも簡単に負けず、足元の技術は言わずもがな。ピッチ全体を見通すビジョンやパス技術は、リバプールに新たな武器を与えている。他の選手とは異なるパスは、エンターテインメントとしても観客をワクワクさせる。
31歳となり、今後伸び続けることは難しい。それでも、豊富な経験値で運動能力をカバーし、30代中盤まで活躍してくれることだろう…