ブラジル代表GKアリソン・ベッカーが明かす、父親が亡くなった際のリバプールやチームメイトのサポート…

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Brazil goalkeeper Alisson Becker reveals the support of Liverpool and teammates when his father died... チーム

ASローマから加入以来、リバプールの弱点でもあったディフェンスを強みに変えてみせたブラジル代表GKアリソン・ベッカー。ハイラインを敷く最終ラインの裏に広がるスペースを的確な飛び出しを埋めつつも、シュートストップも一流。ボール扱いやパスも高いレベルで兼ね備え、世界でも5本の指に入るゴールキーパーだ。

毎シーズンのようにゴールにも絡み、2020-21シーズンに挙げたヘディングゴールはいまでも語り草。カタールで行われているワールドカップにもブラジル代表として招集されており、セルビア代表との初戦からゴールマウスを守った。

ゴール前では落ち着き払った守備でゴールを許さない同GKだが、昨年2月に悲劇が襲った。父親ジョゼ・ベッカーが別荘近くのダムで溺死。新型コロナの影響で、ブラジルに戻ることもままならない中、リバプールやチームメイト、兄らのサポートに感謝の意を改めて表明している。

「彼が亡くなった時はパンデミックの真っ只中で、僕は葬儀に参加できなかったことを覚えている。リバプールは、ポルトアレグレに直行できるように配慮してくれ、チームメイトは飛行機をチャーターしてくれるなど、渡航のためのすべてを提供してくれたんだ。」

「妻は妊娠中で、危険が付き纏っていたので、彼女を危険にさらすわけにはいかなかった。心配だったのは母だが、兄が一緒にいてくれた。あの時、離れていたのは合理的な判断だった。」

UOL

オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクやジョー・ゴメスらセンターバック陣が相次いで負傷し、厳しい戦いを強いられている中での最愛の人物の死。直後の試合こそ休んだアリソンだったが、次の試合からいつも通りのプレーぶりで経験の乏しい最終ラインを支えた。

同シーズンに挙げたヘディングゴールは父親からのプレゼントだったのかもしれない。値千金のゴールで勝利を手に入れたリバプールは負傷者続出のシーズンにも関わらず、チャンイオンリーグ出場権を得ることに成功。

今シーズンは最終ラインが不安定なパフォーマンスを見せる一方で、決定機をことごとくセーブ。このブラジル代表でなければもっと勝ち点を落としていたかもしれない。

チームのみならず、代表でも欠かせない選手なったアリソン・ベッカーは、タレント揃いのブラジル代表とともに、父親に “ワールドカップ優勝” というお土産を捧げることができるのだろうか…?

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