バーゼル(スイス)で頭角を表し、バイエルン・ミュンヘンを経て、インテル・ミラノやストーク・シティで活躍したスイス代表FWシェルダン・シャキリ。2018年にはプレミアリーグから降格が決定したストークからリバプールに移籍した。
2021年にリヨンに移籍するまで、3年間にわたりアンフィールドでプレーした同選手は、通算63試合8ゴール9アシストを記録。最強フロントスリーの壁に阻まれ、レギュラーを勝ち取るまで至らなかったものの、貴重なバックアップとして出場した試合では実力を見せ付けた。
半年間の滞在でフランスを後にし、いまはシカゴ・ファイアーFC(アメリカ)でプレー。31歳ながらもスイス代表では中心を担い、カタールワールドカップにも参加しているリバプールの黄金時代を支えたスイス代表フォワードは、アンフィールドでの日々を振り返り、良好な関係を築けていたと告白している。
「リバプールではとても美しい3年間を過ごすことができた。」
「チャンピオンズリーグ優勝、クラブワールドカップ優勝、プレミアリーグ優勝と、多くのタイトルを獲得したね。素晴らしい時間だったよ。リバプールは僕の心の中にずっと残っている。」
「その思い出をずっと大切にしている。これからもずっと僕のそばにある。ファンは僕をたくさん応援してくれたんだ。彼らはとても温かく、僕はクラブと良い関係を築くことができた。」
「マンチェスターにはまだ家があるし、帰れば必ず試合を見るようにしている。ただ、新たな挑戦をするために行くにはちょうどいい時期だと思ったんだ。プレミアリーグ、特にリバプールの試合はいつも見ているよ。」
The Athletic
恵まれた身長ではないが、ムッキムキの筋肉と卓越した足元のスキルでゴールにアシストにと攻撃を引っ張り続け、カタールW杯・グループステージでも1得点1アシストを挙げており、今も健在であることを示した。
アメリカに渡った後も、リバプールの試合を観ているのは、サポーターにとってはなんとも嬉しい事実。現役としてアンフィールドに戻ることは現実的ではないが、いつの日かクラブOBとして、チャリティ試合に出場してくれることだろう…