フィルジル・ファンダイクやジョエル・マティプらがともに31歳で、キャリアの峠を超えた印象が強い。次期リーダーとして期待されていたジョー・ゴメスが伸び悩み、定位置確保に至っていない。カタールW杯でも活躍したフランス代表DFイブラヒマ・コナテが安定したパフォーマンスを披露しており、オランダ代表DFの相棒はマティプかコナテの争いだ。
とはいえ、年齢による世代交代も考え始める時期に差し掛かっている。ジョエル・マティプはフルシーズン戦い抜くには負傷癖が怖く、少しずつ元カメルーン代表センターバックからの入れ替えも視野に入れないといけない。
海外メディア『TEAMtalk』によれば、マティプよりも4歳若く、今シーズン終了までの契約となっているインテル・ミラノに所属するスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルに対して、リバプールがフリートランスファーでの獲得の可能性を探っているようだ。
2017年にサンプドリアからインテルに加入した同ディフェンダーは、ここまで236試合に出場。対人守備に強く、前線へのパス出しや足元の技術にも長ける現代的なセンターバックは、所属クラブで絶対的なスタメンとしての地位を築いており、キャプテンを任されるほど。
スロバキア代表でもキャプテンを務め、54試合もの試合で出番を得ている。W杯こそ縁がないものの、世界的なセンターバックとしての評価を得ており、近年はプレミアリーグへのステップアップが噂され続けている。
関心を示しているのは、なにもリバプールだけではない。トッテナム・ホットスパーやマンチェスター・ユナイテッドも興味を抱いている。インテルは主力センターバックに対して新契約を用意しており、イタリアに留まる可能性も高い。
ヨーロッパで高い評価を得るスロバキア代表DFは、この夏に新たなチャレンジを選択するのか、もしくは愛着を抱くミラノで活躍を続けるのだろうか…？