ホッフェンハイム時代にはトップ下や攻撃的ミッドフィルダーとして活躍したFWロベルト・フィルミーノは、リバプールではセンターフォワードにコンバートされ、それまでの概念を覆す “新たな” プレースタイルをもたらした。
前線で屈強なセンターバックと競り合いつつ、サディオ・マネやモハメド・サラーの決定機を演出しつつ、自らもゴールに絡む。ときには中盤まで下がり、巧みなボールコントロールやパス出しで攻撃にリズムを作り出す。
近年は年齢もあり負傷が多くなっており、ベンチの外で過ごす試合も多い。今シーズンは前半戦に複数ゴールを奪い、復調するかに思えた矢先、ブラジル代表から落選し、カタールW杯中断後には筋肉系のトラブルで出場試合はまさかのゼロ。コンディション不良は最近の懸念事項だ。
元ブラジル代表FWとリバプールとの契約は、今シーズン終了まで。クラブ側、選手側ともに契約更新に前向きと言われる一方で、いまだに締結までは至っていない。同選手の代理人を務めるロジャー・ヴィットマン氏は交渉状況について言及し、今月中には去就が判明するだろうと語った。
「ロベルト・フィルミーノとリバプールの関係はとても長い。」
「ロベルトはいい感じだよ。現時点では最高のやり取りができており、2月にはおそらく旅の行方が分かるだろう。」
「しかし、ロベルトもリバプールと合意に至るために言わなければならないことがある。我々は正しい道を歩んでいるし、リバプールとは本当に良い話し合いができている。彼らは素晴らしい位置にあるクラブだ。」
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コーディ・ガクポやダルウィン・ヌニェスらがセンターフォワードとして一人前になるまで、そして、攻撃に異なるスパイスを提供できるフィルミーノの存在は貴重だ。シーズンの “3分の1” を離脱していたとしても、クロップ監督にとっては信頼でき、試合を変えられるオプションであることは間違いない。
インテル・ミラノや中東からも関心を集める元ブラジル代表フォワードだが、リバプールに残留するのか、もしくはフリートランスファーで新天地に旅立ってしまうのか…？