ジョーダン・ヘンダーソンやジョルジニオ・ワイナルドゥム、ファビーニョ、ジェームズ・ミルナーらが強烈なプレッシングをかけ、最強フロントスリーが確実に仕留める。バックラインにはフィルジル・ファンダイクやアリソン・ベッカーが控え、黄金時代を築いたリバプールは目下 “苦戦中”。
世代交代の失敗と怪我人の多さに悩まされ続け、満足のいくスタメンを組めないユルゲン・クロップ監督は過渡期であること認め、ふたたびプレミアリーグ優勝を争うクラブを再建することに集中している。
その中心となり、トップターゲットになっているのが、ボルシア・ドルトムントに所属するイングランド代表MFジュード・ベリンガム。他にはモイセス・カイセド(ブライトン)やマテウス・ヌネス(ウルブス)らの名前が挙がる中、チェルシーと契約延長交渉が難航しているイングランド代表MFメイソン・マウントの名前も浮上。
かつてウェストハムやマンチェスター・ユナイテッド、リバプールなどでプレーした経験を持つポール・インス現レディング監督は積極的な補強を繰り返すチェルシーで大幅なメンバーの入れ替えが行われうと予想し、新たな空気を吸うのも良いことだと、マウント移籍の可能性にも理解を示した。
「2年前、メイソン・マウントは絶好調で、誰もが彼を絶賛し、イングランド代表の先発が確実視されていたのに、本当におかしな話だ。」
「監督交代後、彼は道を踏み外し、チェルシーは現時点で獲得可能な選手と契約していることもあり、スタンフォード・ブリッジでは再編成が行われることになるだろう。」
「1つのクラブに長く居ると飽きることもあり、新しいチャレンジをするのは良いことだ。(メイソン・)マウントは毎週プレーする必要がある年齢で、彼は非常に才能のある選手だよ。」
Boylesports
前線ではウィングやトップ下、中盤でもプレー可能な賢い選手。幼少期からチェルシーで育った背景から同クラブへの愛は大きいだろうが、法外とも言えるほどの移籍金をばら撒く割に、アカデミー出身選手への待遇は劇的に向上しておらず、給与周りの交渉は非常にシビアになっていそうだ。
ロンドンのクラブとの契約は2024年6月末まで。今年の夏には契約期間が1年を切ることもあり、移籍の話が本格化するはずで、チェルシーも多額の移籍金は要求できなくなる。
はたして、イングランド代表MFは愛するクラブを退団し、世代交代が喫緊の課題のリバプールに移籍する未来はあるのだろうか…?