リバプールはこの夏に向けて、ジョエル・マティプとナサニエル・フィリップス売却を準備か?

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Liverpool preparing to sell Joel Matip and Nathaniel Phillips this summer? 移籍

プレミアリーグでも屈指のディフェンスを誇ったリバプールが苦しんでいる。毎試合のように先制点を奪われ、フォワード陣が不発のゲームが続き、シーズンが始まる頃には優勝候補にも挙げられていたチームが順位表の真ん中に沈んでいる。

ディフェンスリーダーであるフィルジル・ファンダイクがトップパフォーマンスを披露できずに、最近は怪我によりベンチ外。昨シーズンは相棒を任されたジョエル・マティプもピークを過ぎたと言われても仕方がない不安定なプレーぶりで、守備において軽い対応が目立つ。

センターバックだけの問題ではないが、主力2名が期待値を下回るプレーを見せる中、フランス代表DFイブラヒマ・コナテは無双状態。チームで守れないシーンでも、個人の能力だけでピンチの芽を摘む。ファンダイクの負傷に伴い、左のセンターバックを務めるジョー・ゴメスは徐々に向上しているが、コナテも数週間の離脱を余儀なくされ、ギリギリの戦いを強いられている。

海外メディア『Football Insider』によれば、この夏にはセンターバックの陣容が変わる可能性があるようだ。リバプールはジョエル・マティプとナサニエル・フィリプスの売却を準備しており、他のクラブからの獲得オファーに耳を傾ける見込みだ。

この冬にも退団の噂が上がっていたフィリップスは、もともと売却候補のひとり。しかし、フランス代表DFが怪我を負ってしまったことで、移籍の話は消え去り、今シーズン終了まではアンフィールドに留まる。ただし、出番は限定的で、選手本人も退団には前向きだろう。

一方で、2016年にシャルケからフリートランスファーで加わったマティプは、長い間リバプールの最終ラインを支えた。統率力のあるオランダ代表DFが加入してからはディフェンスに専念できるようになり、縦に入れるパスやボールを持ったままドリブルで上がり、チャンスメイクにも絡んだ。

ただし、負傷癖は抜けない。近年は以前ほど離脱する回数は減った印象だが、常に怪我の可能性が付き纏う。31歳になった今シーズンはフィジカルだけでなく、判断面も下降気味で、前節のウルブス戦での先制点は彼の責任と言って過言ではない。

こうした状況からも元カメルーン代表DFの売却はあり得ない話ではない。20代前半で良いセンターバックがお安く獲得できるかは分からないが、これから成長していく若いディフェンダーと、旬を過ぎたセンターバックを取っ替える時期が来ているのかもしれない。

はたして、リバプールはセンターバック陣の入れ替えまでいかないが、今年の夏の移籍マーケットにおいて、一部選手の売却と獲得を行うことになるのだろうか…?

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