今シーズンのリバプールは様々なエリアで苦戦を強いられており、プレミアリーグでも屈指のセンターバック陣を擁しているはずのディフェンスラインも崩壊気味。ほとんどの試合で先制されて、最近は複数得点を奪われる試合も珍しくない。
中盤の入れ替えが必要なのは誰の目にも明らかだが、最終ラインもテコ入れが迫られている。ともに31歳のフィルジル・ファンダイクとジョエル・マティプのパフォーマンスが落ちており、20代前半くらいの若いセンターバック獲得も優先度の高い課題だ。
ジュード・ベリンガムなど中盤の選手ほどに信頼できるターゲットはいなさそうだが、カタールW杯で一気に世界的なセンターバックの仲間入りを果たしたクロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオルを求める声は大きい。
メディアとのインタビューで子供の頃からリバプールを応援してきたことを明かした同ディフェンダーだが、レアル・マドリードとの関係も噂されている。スペイン王者に自らを売り込んだという記事も飛び交う中、独『BILD』クリスチャン・フォーク記者はその噂を否定し、リバプールが狙うような ”匂わせ” を発言した。
「ヨシュコ・グヴァルディオルがレアル・マドリードに移籍を申し出たという噂は事実無根。彼は現在とてもリラックスしているし、2024年までじっと我慢するつもりだ。でも、彼の将来はこの夏にも話題になる可能性がある。」
「リバプールとチェルシーの動向という点では、面白くなってきたと思う。グヴァルディオルは、子供の頃に好きだったクラブがリバプールであり、移籍することを常に夢見ていたことを公言している。リバプールで今起こっていることを見れば、彼らがこのポジションの選手を必要としていることは明らかだ。」
「彼はもちろんプレミアリーグを気にしている。レアル・マドリードが参入してくれば、彼にとっても興味深いことだが、彼はまだ同クラブにオファーを出していない。レアル・マドリードの関心が本気かどうかも見なければならない。彼らはすでにこのポジションに良い選手を抱えており、その点についてはわからない。今のところは、プレミアリーグのクラブをチェックしておくことになるだろう。」
CaughtOffside
この夏には先述したベリンガムやモイセス・カイセド、マテウス・ヌネスらミッドフィルダー獲得に本腰を入れるリバプールだけに、クロアチア代表DFにまわす資金は残らないはず。所属するRBライプツィヒとは2027年までの長期契約を結んでおり、決して安価での放出はあり得ない。
もしも今夏の移籍マーケットで動くのであれば、リバプールは手出しできない。ただし、もし2024年まで留まった場合には、アンフィールドに若き逸材を迎え入れることも夢物語ではなくなる。とはいえ、熾烈な争奪戦ならびに高額な移籍金が必要になるのは間違いない。
はたして、21歳センターバックが次にプレーするクラブはどこになるのだろうか…?