2015年にフリートランスファーでリバプールに加わった元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーは、激しいプレッシングと豊富な運動量で中盤にエネルギーをもたらし、ユルゲン・クロップ監督のもとで欠かせない選手となった。
副キャプテンを任せられており、完成された選手たちだけではなく、若手のロールモデルに。ミッドフィルダーながら、左や右サイドバックとしても安定したパフォーマンスを披露し、そのユーティリティ性は魅力のひとつ。
昨年には1年の契約延長に合意した元マンチェスター・シティMFだが、現行契約は今シーズン終了までとなっており、去就に注目が集まっている。
ところが、シーズン中に契約交渉は行わずに、シーズンが終了したタイミングでクロップ監督と話し合いの場を設けると、ファブリツィオ・ロマーノ氏（イタリア人ジャーナリスト）が明かしている。
「ジェームス・ミルナーの去就については、まだ何も決まっていない。」
「ミルナーはシーズン終了後にクロップ監督と話し、将来について決断を下すだろう。」
「彼は契約満了に近づいているが、次に何が起こるか、それが新契約なのか、どこかに移籍するのか、はたまた引退なのかを語るのは時期尚早だ。」
「リバプールは彼の活躍に超満足しているが、選手とクロップは今ではなく、数ヶ月後に話をするだろう。」
CaughtOffside
現時点では何も決まっておらず、話し合いすらも実施されていない模様。今季は不調に苦しむチームの中でも、出場した試合では及第点のプレーぶりを見せている。右サイドバックでの起用も多く、スピードを武器とするウィンガー相手にも経験で見事な対応を披露し続けている。
ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド＝チェンバレンらの退団が予想されており、中盤の枚数が減るリバプールにおいて、フル稼働が難しくとも、いまだに高いパフォーマンスを見せるベテランの残留を希望するのは当然のこと。
はたして、ジェームズ・ミルナーは来季もリバプールでプレーしているのか、それとも別のクラブでのプレーを選択するのだろうか…？