ミッドフィルダー陣の世代交代が喫緊の課題となっているリバプール。ジョーダン・ヘンダーソンやチアゴ・アルカンタラ、ジェームズ・ミルナーらが30歳を超えており、ファビーニョも来年には30歳の大台を迎える。
ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド＝チェンバレンらも契約満了に伴い退団予定で、新たなミッドフィルダーが最低でも2枚は必要になりそう。そして、リバプールが狙うトップターゲットは、言わずと知れたボルシア・ドルトムントMFジュード・ベリンガムだ。
選手本人やその家族がアンフィールドでのプレーを希望しているとも言われる一方で、今季の成績が振るわない同クラブはチャンピオンズリーグ出場はおろか、ヨーロッパの大会すらも危ぶまれており、その割を食う可能性が浮上してきた。
独『BILD』クリスチャン・フォーク記者によれば、チェルシーやニューカッスル移籍に対して、イングランド代表MFが興味を持っていないことを明かしつつ、リバプールがヨーロッパの大会に出れない場合には、ドイツにもう1年留まる可能性を示唆している。
「ジュード・ベリンガムの目標は、依然としてプレミアリーグだ。」
「私はいつもリバプールが彼の好ましい移籍先であると言ってきたが、誰の目にも彼らが今あまりうまくいっていないのは明らか。」
「リバプールがヨーロッパでプレーしていなければ、ベリンガムの在籍期間を1年延長する可能性があることも、まだドルトムントにとっては希望だ。ドルトムントはブンデスリーガで優勝に近づいている。だから、ベリンガムがリバプールを待つという可能性もあるだろう。」
「彼はプランがとてもはっきりしている。エンツォ・フェルナンデスがロンドンに移籍する前、ベリンガムはチェルシーの状況を見ていたと聞いている。チェルシーが興味を示したが、ベリンガムはクラブに明確なプランがないと判断し、移籍することに大きな興味を持たなかった。」
「ニューカッスルも関心を示したが、今期は好調だったとはいえ、ベリンガムが夏に加入を真剣に考えるクラブの対象には含まれていない。」
「もし彼がドルトムントを去るのであれば、トップクラブに行くだろう。彼はまだリバプールの情況を見守り続けている。」
CaughtOffside
ユルゲン・クロップ監督にとっては、是が非でもこの夏に加入してもらいたいイングランドの逸材であり、もう1シーズン待つ考えはないだろう。ただし、選手としてはトップレベルでプレーしたいのは当たり前で、大きなトーナメントが大きな意味を持つ。
はたして、19歳のミッドフィルダーはリバプールがふたたびトップクラブに戻るのを待つのか、もしくは自らの働きでチームを盛り上げるのか…この夏における彼の判断には、否応なしに注目が集まる…