リバプール売却はなし!?投資家との話し合いを認めつつ、“FSGオーナー” ジョン・ヘンリーが売却を否定…

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No Sale of Liverpool! While acknowledging discussions with investors, "FSG owner" John Henry denies any sale... チーム

昨年11月に、リバプールを巡り驚きのニュースが世界を駆け巡った。ユルゲン・クロップ監督とともに同クラブを世界でも有数の強豪クラブに引き戻したオーナー会社、FSG(フェンウェイ・スポーツ・グループ)がクラブ売却に向けて、具体的なプロセスを開始した。

ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーが幹事となり、新オーナー探しのプロセスを進めているが、現時点であまり進捗は見られない。中東やアメリカなどの資本家や企業が買収オファーを提示したという噂は出回るものの、同じく売却を目指すマンチェスター・ユナイテッドに比べると動きは遅い。

ただし、FSG共同創業者であり、リバプールの会長も務めるトム・ワーナー氏は以前に急いで売却をしたいわけではない旨を明かしており、適切なバリューに見合ったオファーを待っている段階なのかもしれない。

そんな中、フェンウェイ・スポーツ・グループのオーナーであるジョン・ヘンリー氏は投資家との話し合いは現在進行形で行われているが、クラブ全体のオーナーシップの売却にはならないだろうと、現状の進捗を明かした。

「LFC(リバプール・フットボール・クラブ)については、多くの話題や噂があることは知っており、私は事実のみを伝えたい。我々は、ただ進行中のプロセスを正式なものにしただけだ。」

「私たちは永遠にイングランドにいるか?- いいえ。LFCを売却するのですか? – 否。LFCについて投資家と話していますか? – その通り。そこで何かが起こるのか? – 私はそう信じているが、それは売却ではないだろう。過去20年以上、我々が何かを売却したことがありましたか?」

Boston Sports Journal

前オーナー陣がボロボロにしたリバプールを救うかの如く現れたフェンウェイ・スポーツ・グループ。投資会社としては安く世界的なクラブを買うことに成功し、約10年間の期間を経て、チーム戦力ならびに収益面でも大きく改善させて見せた。

健全経営を信条とするクラブ経営で着実に評価を高めてきたが、近年は中東やアメリカからビッグマネーが流入し、一部のメガクラブは湯水の如く移籍市場で大金を費やすインフレが加速すヨーロッパサッカー界において、リバプールおよびオーナー陣は変革を迫られている。

今年の夏にはジュード・ベリンガム含め、多額の資金を投資する見込みだが、今後もその傾向が続くとは限らない。サポーターの中には #FSGOUT とのハッシュタグとともに、現オーナー陣のクラブ売却を期待している声も少なくない。

個人的にはリバプールが金満クラブの仲間入りを果たすのは好きではない。ただし、マンチェスター勢やチェルシー、ニューカッスル、パリ・サンジェルマン、レアル・マドリードなどと移籍を巡り張り合うにはお金が必要なのも事実。

スポーツビジネスの申し子とも言えるフェンウェイ・スポーツ・グループやユルゲン・クロップ監督含めたコーチ陣、優秀なスカウティングチームなどが一体となり、変わりゆくプレミアリーグやヨーロッパサッカーの荒波を乗り越えて、毎シーズンのようにタイトルを争うチームを作り上げてくれると期待したい…

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