2015年にホッフェンハイムからリバプールに加入した元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノは、センターフォワードにコンバートされると、モハメド・サラーやサディオ・マネと強力フロントスリーを形成。
自身でもゴールを挙げる一方で、サラーやマネのゴールを数多くアシストし、時には中盤まで下がりゲームメイクにも参加。世界的にも類を見ないセンターフォワード像を確立した同フォワードは、リバプールとの契約が今シーズンまでと決断を迫られていた。
ユルゲン・クロップ監督は残留を望み、契約更新に近づいているとの報道も出ていたが、同選手は今夏にフリートランスファーで退団することを決断。ドイツ人指揮官にはすでに伝えており、契約延長を行わないことが決定したと、独『Sky Sport Germany』フロリアン・プレッテンベルク記者が報じた。
💥 Excl. News #Firmino: He will LEAVE Liverpool after 8 years! It’s decided! The player has informed #Klopp personally & today. It was a good talk. He won’t extend his contract. He will leave the club as a free agent in summer.
— Florian Plettenberg (@Plettigoal) March 3, 2023
🏆🏆🏆🏆🏆🏆🏆 with #LFC so far! @SkySportDE 🇧🇷 pic.twitter.com/zaeGV2ThzY
英語こそ堪能ではないが、笑顔が絶えない性格でみんなに愛された。近年はゴール数が減っていたことで批判されることも多くなったが、他の選手では出せない味で攻撃に異なるリズムを与え、唯一無二の選手として貴重な存在だ。
ディオゴ・ジョッタやコーディ・ガクポの加入で徐々にポジションを失ったが、クロップ監督からの信頼は厚い。リバプールにとって望ましい結果ではなかったが、新天地でも輝いてくれることは間違いない。
チャンピオンズリーグやプレミアリーグ、FAカップ、リーグカップなど数々のタイトルを獲得した功績は計り知れず、契約満了に伴いリバプールを退団したジョルジニオ・ワイナルドゥムやディボク・オリギのように、ホーム最終節では退団セレモニーが実施されるはずだ。
インテル・ミラノやアトレティコ・マドリードなどが新たなクラブとして噂に挙がっているが、元ホッフェンハイムはどのクラブに移籍するのだろうか…?