2015年の夏にリバプールに加入した元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノは、アンフィールドで8年間に渡り攻撃陣をリード。近年は負傷回数も増え、フルシーズン活躍することこそ難しくなったが、ピッチに立ったときには唯一無二のプレースタイルで独自のエッセンスを注入し続けた。
ユルゲン・クロップ監督も残留を希望していたものの、元ホッフェンハイムFWは今シーズンで切れる契約を更新せずにアンフィールドを去ることを決断。悩みに悩んだ判断であり、同選手の代理人も長い間、家族などと話し合ってきたと告白している。
今回の発表がなされる前から、フリートランスファーで同フォワードを狙うクラブは絶えない。インテル・ミラノやアトレティコ・マドリードらヨーロッパのクラブに加えて、中東からもオファーが届いているとかいないとか。
伊『Tuttojuve』によれば、もしもユベントスがチャンピオンズリーグ出場権を確保した場合には、勝ち点剥奪され、苦しい立場にある同クラブも競争に参加する見込みのようだ。元ブラジル代表FWを巡る争奪戦はさらに熾烈になりそうだ。
リバプールではここまで354試合108ゴール79アシストを決め、ブラジル代表としても55試合17ゴールを奪っている同ストライカーは、数字だけでは計りきれない貢献度でチームの勝利に貢献してきた。
フィルミーノよりも4歳年上で、昨夏フリートランスファーでユベントスに加入したアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアが活躍していることも、同じく南米のベテラン選手に注目している要素であるとも。
はたして、トリノに本拠地を置く古豪は、元ブラジル代表フォワード獲得に向けて、本腰を入れるのだろうか…?