ホッフェンハイム時代には攻撃的ミッドフィルダーとして活躍し、2015年にリバプール加入。ユルゲン・クロップ監督にセンターフォワードにコンバートされると、モハメド・サラーやサディオ・マネと世界屈指のフロントスリーを形成し、数多くのゴールを演出し、自らも得点を決め続けた。
今シーズンまでとなっていた現行契約を更新しないことを決めた元ブラジル代表フォワードは、この夏にアンフィールドを離れることが決定。8年間の在籍に終止符を打つ同選手に対して、2018年から共に戦っていたDFフィルジル・ファンダイクが他の選手に真似できないプレースタイルを大絶賛した。
「偽9番で、あのポジションはボビー・フィルミーノのものだと思う。」
「彼は、他の選手がそれを実行することがいかに難しいか、また、他の選手がそれを守ることがいかに難しいかを長年にわたって証明してきた。」
「選手として、僕らの成功のために彼がいかに重要であるかを否定することなんてできない。過去にはモハメド（・サラー）やサディオ（・マネ）にとって、また、今もここにいる選手、例えばコーディ（・ガクポ）も毎日彼から学んでいる。」
「しかし、人間としても、彼は素晴らしい男であり、この夏以降の活躍を願っている。今のところ、僕たちにはまだ到達すべき目標があり、彼もそれを知っていて、それを達成することを望んでいるんだ。」
「彼はこのサッカークラブにとても影響力があり、間違いなくレジェンドの “ひとり” として記憶されるべきだね。」
オランダ代表が言及した通り、シーズンはまだ終わっていない。最低でもプレミアリーグで4位に入るために戦い続けねばならず、怪我人が続々と復帰している中でも、独自の味付けができる元ブラジル代表FWの存在は欠かせない。
加えて、残りの期間でコーディ・ガクポやダルウィン・ヌニェスら若手フォワード陣にテクニックはもちろん、ピッチ内外での振る舞いについても伝授してもらいたい。
リバプールは長年に渡り、攻撃陣を引っ張り続けた功労者の花道を彩るべく、チャンピオンズリーグ出場権を確保して、シーズンを終えられるだろうか…？