イブラヒマ・コナテ、オーレリアン・チュアメニやエドゥアルド・カマヴィンガなど次から次へと若きタレントが頭角を表すフランス代表において、ボルシア・メンヒェングラートバッハでプレーするフランスU-21代表MFクアディオ・コネも将来が期待される逸材だ。
2021年の冬にトゥールーズから同クラブに加入した21歳ミッドフィルダーには、中盤の再構築が急務のリバプールやバイエルン・ミュンヘン、ニューカッスル・ユナイテッド、パリ・サンジェルマンらヨーロッパ各国のビッグクラブが関心を寄せている。
ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド＝チェンバレン、ジェームズ・ミルナーらをフリーで失う可能性があり、ジュード・ベリンガムに大金を投じる予定のため、他のターゲットはできる限り安い値段で獲得したいのが本音。
独『SportBILD』によれば、ボルシア・メンヒェングラートバッハは確実に収益を上げる目的で、元トゥールーズMFの評価額の値下げを実施。3900万ポンド（約54億円）とも言われた金額から、2600万ポンド（約36億円）前後まで下げた模様。
同じクラブに所属するラミ・ベンセバイニやマルクス・テュラムらを契約満了に伴い、フリートランスファーで手放す見込みで、チームを率いるダニエル・ファルケ監督に少しでも戦力を整えるための資金を用意したい意向だ。
今シーズンもレギュラーとして22試合に出場。セントラルミッドフィルダーや守備的ミッドフィルダーを主なポジションに、強さとうまさを兼ね備えたバランスの良いプレーヤーは、一気に中盤が3枚も少なる可能性を残すリバプールにとっては理想的なターゲットと言えそう。
現時点で具体的な話し合いが行われているわけでもなく、あくまで関心の噂でしかない。それでも、マテウス・ヌネスやモイセス・カイセドら比べると割安で手に入れることができ、潤沢な資金を持たないクラブにとっても有益なオプションだろう。
はたして、2025年まで契約を結ぶフランスU-21代表MFは、来季新たなクラブでプレーしているのか…？