昨シーズンには4冠を狙える立場だったリバプールが、今シーズンは苦しみ続けている。プレミアリーグ開幕当初は中盤に怪我人が続出し、その後もセンターバックやフォワード陣にも負傷者が相次ぎ、ユルゲン・クロップ監督が望むスタメンを組めない状況に陥った。
しかし、怪我人が復活し始めたシーズン後半戦においても苦戦を強いられており、中盤や最終ラインの高齢化が指摘されている。ヘンダーソンやファビーニョ、マティプ、ファンダイクとスタメンに定着していた選手たちがこぞって調子を崩し、同選手たちの後継者探しが続く。
イングランド代表MFジュード・ベリンガム争奪戦から撤退したリバプールだが、他のミッドフィルダーに関心を寄せる一方で、センターバックの名前も頻繁に報じられている。そんな中、移籍情報に詳しいファブリツィオ・ロマーノ氏（イタリア人ジャーナリスト）が同クラブの補強方針を明かした。
「僕の予想としては、リバプールが夏に2人、いや3人の中盤の選手を取りに行き、新しいセンターバック、アリソンのバックアップとしての新しいゴールキーパー、そしてたぶん攻撃的な誰かを狙うことだろう。」
「この夏は本当に忙しくなるだろうから、6人くらいは加入するかもしれない。」
「現時点では、ガクポ、ディアス、ヌニェス、サラー、ジョッタ、これらのポジションに多くの選手がいるので、彼らはカバーできていると感じているが、フィルミーノは去ってしまう。」
「リバプールはもう一人ストライカーを獲りに行くのだろうか？どんな選手と契約するのだろうか？それとも、このままこの選手たちと一緒にいるのだろうか。」
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今のところ、ミッドフィルダーの本命と見られているのが、チェルシーとの交渉が前進していないイングランド代表MFメイソン・マウント。アレックス・オックスレイド＝チェンバレンやジェームズ・ミルナーが契約満了を迎え、ナサニエル・フィリップスらも退団が見込まれるため、ホームグロウン枠を埋めたい気持ちがあるようだ。
他にも、同じくチェルシーのコナー・ギャラガーやウルブスMFマテウス・ヌネスら数多くのミッドフィルダーとの関係が連日のようにメディアを賑わせる。センターバックについては、フランクフルトDFエヴァン・エンディカなどの名前がリストアップされているとも。
クロップ監督の第2次政権をスタートさせるためにも、大幅なチームの入れ替えが予想されるリバプールだが、どういった選手たちを獲得することになるのだろうか…？