ローン移籍を優先も…リバプールはポルトガルU-21代表ファビオ・カルヴァーリョの完全移籍にも前向き!?

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Loan transfer a priority, but... Liverpool is open to a complete transfer of Portugal U-21 Fabio Carvalho 移籍

昨季はチャンピオンシップで優勝したフラムの中核選手として、38試合11ゴール8アシストと見事な数字を残したポルトガルU-21代表ファビオ・カルヴァーリョは、昨夏の移籍市場でリバプールに加入。若きミッドフィルダーはステップアップを果たした。

ところが、アンフィールドでは苦戦が続く。フラム時代に慣れ親しんだトップ下のポジションがないクロップ・サッカーでは左ウイングとして起用されることが多く、たまにインサイドハーフとしても試された。

高いテクニックを見せる場面もあったが、プレミアリーグのフィジカルに潰されるシーンも散見。とはいえ、まだ20歳ということもあり、途中交代からでも出場機会が与えられるかと思いきや、カタールW杯後のプレー時間はたったの2分。

多くのサポーターがなぜ起用しないのか疑問を抱く中、同ミッドフィルダーが来季は違うクラブでプレーする可能性が高まっている。ローン移籍での武者修行が最優先であるものの、リバプールは完全移籍での売却も視野に入れていると、海外メディア『Football Insider』が報じた。

昨季が終了した段階では、将来を嘱望される選手の中でもトップランクにいただけに、非凡な才能を秘めていることは明白。トップリーグでの切り替えの早さや強さに慣れるためにも、同リーグのチームに貸し出すのは堅実な方針だろう。

しかし、現時点で20歳ミッドフィルダーを見限るのは時期尚早。よっぽど理想的な獲得オファーがない限りは完全移籍を許容する道筋は見えないが、クロップ監督がいまのフォーメーションや戦い方を変えない場合には、アンフィールドで苦労する未来も見えなくもない。

ポルトガルU-21代表MFのためにも、プレミアリーグでレギュラーポジションを確保できそうなクラブを探し出すことが先決。リバプールでの出場機会が限られる以上は、ローン移籍先でドイツ人指揮官を見返すようなパフォーマンスを見せ付けてもらいたい。

はたして、チームを再構築するリバプールにおいて、ファビオ・カルヴァーリョの去就はどうなるのやら…?

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