ミッドフィルダー陣の主軸選手たちがアラサーを迎え、以前のようなゲーゲンプレスを遂行できなくなってきたリバプール。今シーズンは思ったような成績を残せておらず、中盤の刷新が必要となり、今夏の移籍市場で若くて経験豊富なミッドフィルダー探しを進めている。
メイソン・マウント(チェルシー)やアレクシス・マック・アリスター(ブライトン)などプレミアリーグで結果を残している選手たちへの関心が噂されているが、候補者リストに新たな選手が加わった。
ポルトガル紙『CNN Portugal』によると、スポルティング(ポルトガル)に所属するウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテに興味を持っており、リバプールは選手側と接触を図ったようだ。
2021年の夏に同クラブに加わった22歳ミッドフィルダーは、ここまで81試合に出場。今シーズンもレギュラーとして43試合で出番を得ており、チャンピオンズリーグでも6試合でピッチに立っている。
ウルグアイ人らしい気持ちのこもったプレッシングを持ち味に、守備的ミッドフィルダーとして相手の攻撃を食い止める役割を担う。球際での鋭さや激しさを持ち合わせ、デュエルでも強さを発揮。最終ラインの前に欠かせない存在に成長した。
最近の試合では本来の実力を取り戻しつつあるファビーニョだが、シーズン前半戦は球際の詰めが遅く、ボールを奪えずに、簡単に突破を許していた。年齢もまもなく30歳になり、中長期的な活躍は難しく、後継者を確保しなければならない。
18歳MFステファン・バイチェティッチが台頭しているものの、まだ経験不足感は否めない。中盤の底におけるチーム内の競争を焚き付けるためにも、ヨーロッパでも十分な経験を持つファイターはレギュラー候補になるかもしれない。
ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンらがシーズン終了後にチームを去り、ジェームズ・ミルナーにも退団の可能性が燻っている。シーズンを通して戦い抜くためにも、中盤の枚数を確保する目的においても、ウルグアイ代表MFは面白いオプションになり得る。
ルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェスらポルトガルからの補強が続くリバプールは、今夏の移籍マーケットでもプリメイラ・リーガで活躍する選手を獲得するのだろうか…?