リバプールとマンチェスターのちょうど中間くらいにあるウォリントンに生まれ、5歳からリバプールのアカデミーに所属。順調にカテゴリーを駆け上がり、イングランドU-15から代表に選ばれる、いわゆるエリートコースを歩む20歳DFジャレル・クアンサ。
U-18チームに在籍していた頃からは、キャプテンマークを巻くなど高いリーダーシップを発揮。U-19やU-21チームでもアームバンドを巻いている。リバプールは、U-21では30試合に出場している将来有望な若手DFと新たな契約を締結した。
2023年の冬にはブリストル・ローヴァーズにレンタル移籍。EFLリーグ1に所属するクラブではレギュラーに定着し、ここまで16試合に出場を果たしており、トップチームでの経験値を育んでいる。
落ち着き払ったプレースタイルに、的確なポジショニングで相手の攻撃を弾き返すところは、高い身長も相まって、どこかオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクを彷彿とさせる。
ジョエル・マティプには退団の噂が飛び交い、ナサニエル・フィリップスは今夏での移籍がほぼ確定。来シーズンに向けたプレシーズンに参加する可能性があり、その場で目に留まる活躍を見せられれば、5番手センターバックとしてトップチーム帯同も夢ではない。
はたして、ジャレル・クアンサはトレント・アレクサンダー＝アーノルドのように、アンフィールドで欠かせない選手に成長できるのだろうか…？