ブラジル代表GKアリソン・ベッカーの牙城を崩せずに、2番手GKとしてベンチを温め続けるアイルランド代表GKクィービーン・ケレハー。昨季こそリーグカップ決勝の舞台でゴールを守ったものの、今シーズンはたった3試合のみの出場に留まっている。
今年11月には25歳となり、キャリアを考えなければならない同ゴールキーパーには退団の噂が駆け巡っている。昨夏の移籍マーケットでも退団の可能性が報じられており、アイルランド代表の正守護神の座を掴み取るためにも、レギュラーとしてプレーできるクラブを見つけたいところ。
スペイン代表GKダビド・ラヤが移籍するかもしれないブレントフォードに加えて、今シーズン好調を継続するブライトンらが関心を示す中、元フランス代表GKウーゴ・ロリスの後継者を探すトッテナム・ホットスパーも争奪戦に参加する見込みであると、海外メディア『Irish Independent』が報じた。
36歳になった元フランス代表GKは、リーダーシップや統率力は高いレベルを維持する一方で、年齢による身体のキレには徐々に衰えが見え始めている。キャリアは下降線にあるのは明らかで、新たな守護神候補を確保したい。
2026年までリバプールと契約を結ぶクィービーン・ケレハーだが、所属クラブは2000万ポンド(約28億円)前後の移籍金を要求しており、その評価額に見合うオファーが届きさえすれば、放出もやむなしとの構えを見せている。
第3GKアドリアンも今夏での退団が予想されており、リバプールは信頼感のあるゴールキーパーを獲得しなければならない。ただし、ミッドフィルダー獲得に大金を費やす予定であり、ゴールキーパー陣の構築には限られた予算で取り掛かることになる。現実的には契約満了の選手か、アカデミーからの昇格になるはず。
はたして、アイルランド代表GKはアンフィールドを離れ、別のプレミアリーグのクラブで毎週のようにプレーする機会を得られるのだろうか…?