フィルミーノ、ミルナー、ケイタ、オックスレイド=チェンバレンの退団が確定…公式サイトで正式発表!

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Firmino, Milner, Keita, and Oxlade-Chamberlain confirmed to leave... Official announcement on the official website チーム

2015年10月にリバプールの指揮官に就任したユルゲン・クロップ監督は、的確な補強方針に加えて、代名詞とも言えるゲーゲンプレスを武器に、前オーナーのもとで低迷し続けた名門クラブを復活に導いた。

ところが、主力組が年齢を重ねており、相次いで30代の仲間入り。20代と言えば、30歳を目前にしているファビーニョとアンディ・ロバートソン、そして、10代後半から頭角を表したトレント・アレクサンダー=アーノルドくらいで、チーム全体的に全盛期を過ぎた印象は否めない。

フォワード陣は徐々に若返りつつあり、今夏の移籍市場では中盤の刷新に本腰を入れるリバプール。複数のミッドフィルダー加入が噂される中、長年の功労者2名や実力を存分に発揮できなかった2名も契約満了に伴って、アンフィールドでのプレーに終止符を打つ。

すでに退団が公のものになっていた元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ、37歳になった副キャプテンのジェームズ・ミルナー、負傷癖が治らなかったギニア代表MFナビ・ケイタ、加入初年度こそインパクトを残した元イングランド代表MFアレックス・オックスレイド=チェンバレンら4名の退団が公式クラブHPで発表された。

フィルミーノは、モハメド・サラーやサディオ・マネとの見事な連携から数々のゴールを奪ってきたフロントスリーの真ん中を務め、両ウィンガーの得点を演出する一方で、自らもゴールに迫る。時には、中盤まで下がって組み立てに参加するなど、唯一無二のセンターフォワード像を確立した。

ミルナーは、マンチェスター・シティから加わると、左サイドバックや右サイドバックと中盤以外でのプレーでもレベルの高さを見せ付け、ジョーダン・ヘンダーソンとともに、チームの精神的支柱として、強烈なリーダーシップを発揮し続けた。

RBライプツィヒに高額な移籍金を支払い獲得したケイタだが、度重なる負傷により、コンディションが整った期間は短い。昨シーズンにはシーズンの大半をトップチームとともに過ごせ、今季の復活が期待されたが、開幕当初から離脱を余儀なくされ、途中復帰したが、現在もベンチ外に逆戻り。リバプールでの生活は怪我と隣り合わせだった。

中盤の起用を求めてアーセナルから加入したオックスレイド=チェンバレンは、1年目はマンチェスター・シティ相手に強烈なミドルシュートを叩き込むなど活躍したが、十字靱帯断裂の大怪我でキャリアは下り坂に。近年はベンチメンバーから脱却できずに、カップ戦や怪我人が増えた時期、試合が重なった時期のみの出場に留まっていた。

それぞれにそれぞれにストーリーがあり、全員がレギュラーになれるわけでもなく、成功・失敗と断言しづらい。いずれの選手にも役割があり、ある意味でそのロールを全うしたとも言え、リバプールでプレーしてくれたことに感謝の気持ちで一杯だ。

新天地が決まりつつある選手もいれば、これから絞っていく選手もいるが、新たなクラブでの成功を祈っている…

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