ジョーダン・ヘンダーソンやチアゴ・アルカンタラらが30歳を超え、シーズンを通してフル稼働が難しくなっているリバプール。ハーヴェイ・エリオットやステファン・バイチェティッチら若手選手が台頭しているものの、フィジカル的にも、経験値的にも絶頂期を迎える20代中盤の油が乗ったミッドフィルダーがいない。
今夏の移籍市場では中盤の大規模な入れ替えを予定している同クラブは、チェルシーMFメイソン・マウントやウルブスMFマテウス・ヌネス、ブライトンMFアレクシス・マック・アリスターらへの関心が報じられている。
ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズでキャプテンを務めるポルトガル代表MFルベン・ネヴェスも名前が挙がる選手のひとり。英『The Telegraph』によれば、所属クラブが同キャプテンがいないチームの準備を進めており、4000万ポンド（約56億円）ほどの移籍金を設定しているようだ。
2017年に同クラブに加入して以来、激しいプレースタイルや高いパスセンスでトップレベルで活躍。主軸に成長した26歳ミッドフィルダーには、リバプール以外にも、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナル、レアル・マドリード、バルセロナなどの名門クラブが関心を寄せている。
長短のパスで後ろから攻撃を組み立てることもでき、前線まで上がってペナルティエリア付近でもチャンスメイクでチームに貢献可能だ。フリーキックから得点を奪うことができ、試合の展開を変えられる選手と言っても過言ではない。
最近の情報から、リバプールにとって優先順位は高くはない。ただし、イングランドでのプレー経験豊富で、代表戦でも39試合に出場している。豊富なスタミナでピッチ全体を走り回れるタイプは、アンフィールドでも貴重な戦力になれるはず。
はたして、リバプールはウルブスMF獲得に乗り出すことになるのだろうか…？